第59話

misana1
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2025/10/14 06:54 更新
ミナ
ミナ
……さーたん、ただいま


いつもより小さい声で玄関をくぐったミナの顔を
見るなり、サナはすぐに立ち上がった。

サナ
サナ
みーたん!?顔、赤ない? ちょっと熱測ろ?


慌てて体温計を取りに行こうとするサナの手を、
ミナがそっと掴んで引き留める。


ミナ
ミナ
……ごめん、熱あるかも。でも、さーたんの顔見たら、ちょっと安心した


その一言だけで、
サナの胸はぎゅーっと締めつけられた。


サナ
サナ
……ん、よかった。ベッド行こっか


手を引いてベッドに連れて行くと、
ミナはそのままサナの膝に頭を乗せてくる。

いつもならふざけたり、はにかんだりするのに、
今日はすっと甘えてくるミナが、
愛おしくてたまらない。


サナ
サナ
水飲める?あ、何か食べたいもんある?ゼリーとかおかゆとか……
ミナ
ミナ
さーたんの声だけで、ちょっと元気なるから、もうちょいこうしてて……


そんなこと言われたら、
もう、なんでもしてあげたくなる。いや、する。


サナ
サナ
うん。うちは今日、みーたんのお世話係やから


サナはそう囁きながら、
前髪をそっとかき上げて、おでこにキスを落とした。


サナ
サナ
熱、ちょっとあるな……ん〜、みーたんの体温高いと可愛さ倍増やわ
ミナ
ミナ
……なにそれ
サナ
サナ
んふふ。ずっとこうしてたいくらいやけど、ちゃんと看病するからな。ちゃんと寝てや?


そう言いながらも、ずっとそばにいて、
優しく頭を撫で続けるサナ。

寝る前に髪をとかしてくれるのも、
全部優しくてあったかい。

ミナが眠りかけるころ、
サナはそっと布団をかけ直しながら、囁いた。



サナ
サナ
明日になったら元気なるように、ぎゅーの魔法かけとくな


布団の中に腕をすべらせて、そっと恋人を抱きしめる。
ミナがふにゃっと甘えてくるのを感じて、
サナも微笑む。


サナ
サナ
大好きやで、みーたん
2話構成です🫶🏻

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