第15話

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2025/08/24 09:00 更新












産屋敷に到着し、膝まづいて待つ


少しして親方様が現れた





産屋敷耀哉
やぁ、義勇体調はだいじょうかい?
冨岡義勇
はい
冨岡義勇
親方様こそお変わりはありませんか
産屋敷耀哉
お陰様でね


いつものように挨拶を交わした後、話を切り出したのは親方様の方だった


産屋敷耀哉
義勇、君の話は聞いているよ
産屋敷耀哉
普段冷静な君が取り乱すなんてね


そこで言葉を区切る


冨岡の言葉を待っているようだった



冨岡義勇
…親方様
冨岡義勇
俺はあなたが、


冨岡義勇
花咲に殺害されたのだと…
思っています


少し緊張した面持ちで、冨岡は言葉を紡いでゆく


こんな突拍子のない話を親方様に聞かせるのは、相当な勇気が必要なものだった


産屋敷耀哉
なぜそう思うんだい?
冨岡義勇
明確な理由は…申し訳ありませんがお伝えすることは出来ません
冨岡義勇
ですが、そうだと確信しているのです


少しの沈黙と緊張が走る


花咲に掴みかかった後にこんな事を言ってはただの言い訳にしか聞こえなかっただろうか
産屋敷耀哉
そうか…
産屋敷耀哉
義勇も、気付いていたか
冨岡義勇
!
産屋敷耀哉
あなたが鬼に殺されたわけではないということは初めから知っていた
産屋敷耀哉
ただ君たちにその事を話してしまうと、隊士の関係に亀裂が入ると思い伏せていたんだ
産屋敷耀哉
その本人が逃げてしまう可能性もなくはない
産屋敷耀哉
だがそうか…義勇はくるみが犯人だと思っているんだね


親方様は顔を上げ、真っ直ぐ目を見ていった
産屋敷耀哉
義勇が誰よりもあなたを思っていたことは知っている
産屋敷耀哉
だが証拠がなければくるみを捕らえことは出来ない
産屋敷耀哉
義勇にも危険が及ぶ
産屋敷耀哉
確信が得られるまで待っていてくれないか


"私は義勇を信じているよ"
冨岡義勇
!…
冨岡義勇
ありがとう、ございます

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