第4話

1ー3『日常と非日常は紙一重③』
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2025/03/22 05:42 更新
その場所はまるで世間を避けている様だ。
この町には何十年も前に廃墟となった病院がある。
その病院の周辺もまた廃墟と化しており人の気配がない。そこには小さな商店街があり、飲食店だった建物と散髪屋だった建物の間の路地裏。
その路地裏を抜けるとその場所は建っている。
まるで何かの研究所なのではないかと見間違うような怪しげな雰囲気の古ぼけた建物。
その建物の中に、三夏達は何の躊躇もなく入って行った。
入ってみると建物の中は外見とは裏腹に、とても綺麗で三夏達がいる入ってすぐの場所はおしゃれな会社のエントランスのようだった。
正面には楕円型の大きな受付カウンターの様な物があり女性が一人立っている。
その女性に三夏は話しかける。
花園 三夏
花園 三夏
こんにちは〜
女性
はい、あ!
女性
花園家の皆さんじゃないですか!
女性
どうされたんですか?
女性にそう聞かれると三夏は事情を話す。
花園 三夏
花園 三夏
えーと、ボスに呼ばれまして
花園 三夏
花園 三夏
大吉と諭吉を連れて来いと
女性
わかりました、ボスに連絡しますね
そう言って女性はカウンターに置いてある受話器を手に取り電話をする。
暫くすると繋がったのだろう、話し始める。
女性
ボス、花園家の皆さんが来られました
女性
はい、はい
女性
承知しました
受話器を元の場所に戻す。
女性
ボスは特別研究室にいるそうですよ
花園 三夏
花園 三夏
わかりました、ありがとうございます
お礼を言うと左側の廊下の端にあるエレベーターに乗り四階のボタンを押す。
五秒ほどすると『四階です』とアナウンスが鳴り扉が開く。
エレベーターから出ると特別研究室と言われた部屋は正面にあった。
部屋に入ると薄暗い廊下とは違ってとても明るい光が三夏達を迎えた。その部屋には数人の白衣を来た者達がいろんな薬品を混ぜたり、パソコンをカタカタ鳴らして仕事をしている。
その部屋の中央に"ボス"はいた。
獅子乃 孝臣
獅子乃 孝臣
お、来たかお前達
前髪を長く伸ばし片目を隠した白髪の男。
彼こそが花園が所属している殺し屋組織『灯火』のドン獅子乃ししの孝臣たかおみだ。
全てが謎に包まれている人物で、知られているのは男性でタバコ好きで女好きとゆう事だ。(後、諭吉と大吉より年下とゆう事)
花園 三夏
花園 三夏
連れてきましたよ、爺ちゃんと大吉伯父ちゃん
花園 大吉
久しぶりですねボス
花園 諭吉
アンタも老けたな
獅子乃 孝臣
獅子乃 孝臣
あぁ、久しぶりだな
獅子乃 孝臣
獅子乃 孝臣
お前のその舐めた態度は相変わらずだな諭吉
花園 諭吉
まぁ年上なんで
獅子乃は煙管キセルを吸い、一息吐くと話し始めた。
獅子乃 孝臣
獅子乃 孝臣
今回はお前達に提案があるんだ、大吉、諭吉
花園 大吉
提案?
獅子乃 孝臣
獅子乃 孝臣
また仕事をする気はないか?
花園 諭吉
花園 大吉
二人は驚く。予想外の提案をされたからだ。
三夏達四人は現役で殺し屋をしているが諭吉と大吉はとっくに引退している。(年だから)
そのためまた仕事をしないかとゆう提案は諭吉と大吉にとってはすぐに答えを出せない提案であった。
花園 諭吉
えーと、、何でそんな提案を?
獅子乃 孝臣
獅子乃 孝臣
ほら〜、ウチの組織って裏社会では有名じゃん?
獅子乃 孝臣
獅子乃 孝臣
だから依頼がドシドシくるんだわ
獅子乃は先程の真面目なトーンではなく友達と喋る感覚で理由を話し始めた。
獅子乃 孝臣
獅子乃 孝臣
だから人手足りなくてさ〜
獅子乃 孝臣
獅子乃 孝臣
お前達ってメッチャ強いじゃん?現役の頃裏社会では知らない奴いなかったじゃん?
獅子乃の言う通り諭吉と大吉はとても強い。
この兄弟に狙われたら終わりと言われ恐れられていた程、言わば二人は最恐の殺し屋兄弟とゆう訳だ。
花園 大吉
いや、あの
花園 大吉
俺等いくつだと思ってんすか
花園 大吉
78と77ですよ?!
大吉はずっと保っていた丁寧な口調が乱れ、だいぶ荒くなった。
獅子乃 孝臣
獅子乃 孝臣
大丈夫、大丈夫!
獅子乃 孝臣
獅子乃 孝臣
そこら辺、ちゃ〜んと考えてるから
獅子乃は諭吉と大吉に不適な笑みを向けた。

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