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第1話

聞いてない!
887
2024/07/21 12:22 更新
今日は、家族水入らずで食事会。


なんでも今日は蟹屋さんらしく、俺はワクワクしていた。
今日はなぜか正装で来いと言われ、平日にしか着ないスーツを着た。




だけど、個室の襖を開けた瞬間、一瞬で閉じた。
何か、見てはいけへんものを見た。
こーじ
えっと…ー
部屋、間違えたんかな?笑
お母さん
間違えてないわ。
お父さん
間違えてない。
こーじ
ううん!
間違えてる!今見ちゃいけないものみえたもん!
襖の奥で1人男性が鎮座してました。
これってもしかして…
お父さん
ごめん!
お見合いを受けてくれっ!
お母さん
お願い!!
こーじ
えぇえええええ!
聞いてない!!
こーじ
嫌や!
お母さん
って言うと思ったからじゃない!
お父さん
黙っててごめんな…
異常にシュンとなる父と、「絶対に引かない」と顔に書いてある母。

騙された。裏があると疑っても良かったのに…

もう逃げられないのか…?
こーじ
………
こーじ
会うだけでええんよな…?
お母さん
もちろん!
お父さん
ごめんな…
何を考えてるんや、俺は。

受けてくれるわけないやろ??笑
何を自惚れてるんや!

どうせ断られるんやから、会うのも会わんのも一緒やし。それやったら蟹、食べたいし。
お父さん、シュンとしてるし。
お母さんは負けへんやろうし。





意を決して再度襖を開けて、中に入る。
それに続いて父母も入り、俺は机の向かい側に手を組んで座っている、不愉快加減を隠そうともしていない男性に目を向けた。

多少の怖さを感じながらも、精一杯の笑顔を向けて、声をかけた。
こーじ
えと…
こーじ
こんにちは……ー
めぐろ
………
こーじ
………ニコッ
無言に耐えきれず、もう一度無意味な笑顔を浮かべた。










これが、そう。
この人との最初の出会いだった。
どうもです!✨
ここ書くのも久しぶりですね!
ご無沙汰です笑

新しいのです!☺️
少しでも印象に残れば幸いです🫶🏻

他のも見てくれたり、ハートとかお気に入りとかしてくださり、ありがとうございます😊

またお会いしましょう〜🍀

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