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ポッキーと付き合ってたことは、一旦忘れて下さいね
後ろから、私の友達であり恩人である人が呼んでる。
一緒に帰ろうということなので、特に迷わずいいよと返事した
ちょっと歩いた所で急にともが止まる
ボケっとしていた私は、ぶつかってしまう
いつもより声が低い気がした
何を言うのかなと、躊躇いながら言うともに言いたくなったが
言わなかった。自分でも分からない、ただ頷くだけ
実は、気持ちは、ともに向いてきている
いじめっ子から助けてくれたり、リーダーシップある所とこに惹かれてきている
でも言う機会が無かった。言ってしまったら、ポッキーとの縁が切れてしまいそうだったから。
まだ友達で居たかったから。言えなかったが、これは、言ってしまうチャンスなのでは?今しかないのでは?今しかない!!
覚悟を決めて……
自分でいっときながら、顔が熱くなる
現実に起こりそうな事だったので
私はただ頷くだけ
笑顔で返事を返した
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。