第76話

第73話 本当の家族じゃないなら…
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2024/06/12 09:49
〜瑞稀side〜



瑞稀「ふわぁ〜…」←



        ん〜…いま何時…、?



ドタドタドタドタ



瑞稀「…え、なんの音、?」




      こんな朝から、いったい何して…



バンッ!





蒼弥「おい、お前…どういうつもりだよ」



瑞稀「…蒼弥、?」



           誰に言って…



蒼弥「おい、答えろよ」


あなた「…なんのことですか?」


瑞稀「…あなた、?」




    …あ、蒼弥のやつ!またあなたになにか…!




蒼弥「なんで…なんで、!」




   「涼兄ちゃんの処置をしてくれたんだよ!」



  「しかも、お弁当まで…全部、お前の仕業だろ!!」




瑞稀「???」




     涼の処置?お弁当?何の話してんの??




あなた「…なんのことですか?私は何もしてないですよ」


蒼弥「お前しか有り得ないから言ってんだよ」




   「昨日、コンビニにわざわざか行ったのも」




  「涼兄ちゃんが熱を出すって分かってたからだろ」




瑞稀「え?」



      熱?あの涼が?…時期的に夏風邪?



    夏風邪はバカしか引かないって言うしな←




         って、そうじゃなくて




         蒼弥の話を整理すると、




         あなたが涼の看病に加えて、





   涼の代わりに弁当まで作ってくれたってこと?




     …え?普通にあなたスゴすぎない?←




あなた「分かってたなんて…
     そんな、超能力者じゃあるまいし…笑」


蒼弥「俺は真剣に聞いてんだよ。
    これ以上、はぐらかすな」


あなた「分かっていたというか…
     確信はありませんでしたよ。ただ、」




   「そんな気がしたので備えていただけです。」



蒼弥「そんな気がしただけって…
   普通、そんなこと気づけるわけないだろ」


あなた「それは間違ってますよ。
   人は慣れてしまえば何だってできてしまうので」


蒼弥「じゃあ、お前は人が風邪をひいてるかどうか
   判断するのに慣れてるって言うのかよ」


あなた「…そういうことになりますね」




      …”風邪”…か、、あなたの場合は、




”体調不良”を判断することに慣れてるって言う方が




        正しい気がするけど…、、




蒼弥「…なんで、涼兄ちゃんを助けたんだよ」


あなた「?、別に悪いことはしてないんですから、
             ええやないですか。」


蒼弥「俺が聞いてるのはそうじゃなくて、」





       「なんで、俺らに構うんだよ」





       「本当の家族じゃあるまいし…」





あなた「じゃあ、蒼弥さんは
     本当の家族じゃなかったら」





     「何があっても、見捨てるんですか?」





蒼弥「え、?」



あなた「蒼弥さんに、見捨てることができるんですか?」









「本当の家族じゃない、優斗と瑞稀を______。」









蒼弥「ッ!?お前なに言ってッッ…!!!!」



瑞稀「………」






    ”本当の家族じゃないから見捨てる”






    その言葉は、真意なのかそうではないのか






   事実を知ることは俺にとって、とても重かった。







       というのは建前で、本当は…








         蒼弥の答えを聞くのが








   怖いだけなのかもしれない__________。











プルルルルッ




優斗「…ん?」





         「……浮所、?」





〜to be continued〜

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