➳ 怪盗キッド × 男主
ある夜
中森警部の元に予告状が届いた
警察本部が秒で準備をする中
変装して下見に来たキッドは不敵な笑みを見せるのだった
そして予告当日 _
キッドは予告通り
わざとらしゐ笑みを浮かべて空に現れた
俺 _ あなたは例の怪盗キッドとやらが
どんな奴か知りたくて見に来ていた
見た瞬間嗚呼ギザ名ヤツだなと
遠巻きに見ていた
意外と華麗な取り物劇に
くす , と笑いを漏らして帰ろうとした瞬間だった
目の前に宝石と共に
何かが視界を塞ぐ
此れは _ あの怪盗が付けていた
白いマント
何故こんな俺の所に ,
そう思って混乱した 。
side 怪盗キッド
宝石を盗んで
後は帰るだけだった
けれど , ふっと笑った可愛い御嬢彡を
見つけてしまった
思わず宝石を落としてしまい
慌てて拾う
此の姿で民衆が居るからと
怪盗キッドらしくギザに華麗に
御嬢さんの前に降りる
少し男勝りだと思ったけれど
別に何とも思わなかった
宝石の確認をまだしていない事も忘れ
宝石を差し出しながら御嬢さんに手を伸ばす
急だし身勝手だと理解していた
けれど止まらなかった
民衆がざわめき
警察が此方に寄って来て居た
そう言い残して
空へ飛び立つ
頭の中はあの綺麗な御嬢さんの事でいっぱいだった
side あなた
俺は集まってしまった民衆や警察を押しのけ
部屋に戻った
御嬢さんと言われた事を鏡の前で思い出し
確かに中性的な顔をしているけどと呟く
あの怪盗は今夜来るといっていた
1時間後迄そう時間は無い
面白そうだと笑みを浮かべた後
わざとらしくベランダを開放して
キッドを待つのだった
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。