第2話

001 - 1 快夢&夢快 * 宝石より貴方
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2024/05/04 12:46


   ➳ 怪盗キッド × 男主


   ある夜
 
   中森警部の元に予告状が届いた
   警察本部が秒で準備をする中
   変装して下見に来たキッドは不敵な笑みを見せるのだった

   そして予告当日 _
   キッドは予告通り
   わざとらしゐ笑みを浮かべて空に現れた

レディース&ジェントルメン ¡
今宵もどうぞ華麗なショーを楽しんでいって下さい

   俺 _ あなたは例の怪盗キッドとやらが
   どんな奴か知りたくて見に来ていた

   見た瞬間嗚呼ギザ名ヤツだなと
   遠巻きに見ていた

   意外と華麗な取り物劇に
   くす , と笑いを漏らして帰ろうとした瞬間だった

   目の前に宝石と共に
   何かが視界を塞ぐ

   此れは _ あの怪盗が付けていた
   白いマント

   何故こんな俺の所に ,
   そう思って混乱した 。

   side 怪盗キッド

   宝石を盗んで
   後は帰るだけだった

   けれど , ふっと笑った可愛い御嬢彡を
   見つけてしまった

   思わず宝石を落としてしまい
   慌てて拾う

   此の姿で民衆が居るからと
   怪盗キッドらしくギザに華麗に
   御嬢さんの前に降りる

今晩和 素敵な御嬢さん
今宵は私のショーを見に来て下さり有難う御座います
あなた
… ¿ 嗚呼 , うん 。
楽しかったぜ

   
   少し男勝りだと思ったけれど
   別に何とも思わなかった

   宝石の確認をまだしていない事も忘れ
   宝石を差し出しながら御嬢さんに手を伸ばす

… 私と夜の散歩に行きませんか ¿

   急だし身勝手だと理解していた
   けれど止まらなかった

   民衆がざわめき
   警察が此方に寄って来て居た

時間がありませんね _
御嬢さん , 今から1時間後貴方の元に失礼します

   そう言い残して
   空へ飛び立つ

   頭の中はあの綺麗な御嬢さんの事でいっぱいだった

   side あなた

   俺は集まってしまった民衆や警察を押しのけ
   部屋に戻った

   御嬢さんと言われた事を鏡の前で思い出し
   確かに中性的な顔をしているけどと呟く

   あの怪盗は今夜来るといっていた
   1時間後迄そう時間は無い

   面白そうだと笑みを浮かべた後
   わざとらしくベランダを開放して
   キッドを待つのだった

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