道路をバイクで走りながら、神成は今日の夕飯のことを考えていた。材料はパン屋という職業柄、一般家庭よりも多く種類、量とあるだろう。
無難にカレーかな、などと考えていると、家に着いた。現在時刻は、14時。少し遅くなってしまった。いつもはミルクだけじゃなく、パンも売っている。そのため、今日はいつもより早く帰られた。
またいつも通り、夜もパンを売ってお金を稼ごうと、考えていた。
ふと、店の前に人影が見えた。
成人男性ほどの黒い影と、白髪と赤髪の小さい影。そう、うちの妹達のような…
何をしているのか、誰といるのか、なんで外にいるのか、考えを巡らせた。だが、答えが出るより先に、2人の方へと駆け出していた。
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ザクザクザクと、こちらに駆け寄ってくる足音の方へ向く。そこには、寒そうな格好をした黒ギャルがいた。
へろへろと息を荒くしながら崩れ落ちる黒ギャル。
一方らっだぁは、走ってきた方向を見ると、配達用のバイクがあるため、この子達とも親しいらしいし、パン屋で、この子達のお姉さんとかか?などと考えていた。
彼女は神成きゅぴと名乗った。この子達はあかりとといと言い、パン屋をしているらしい。神成は、私たちは姉妹で、私が2人を養っている、と言った。
目を逸らし、気まずそうに肯定する神成。
どういう意味か分からず困惑するらっだぁ。
なんでも、得体の知れない「ギャルミルク」なるものを売っているギャルがいると、今でも偶に連絡をとっているsellyから聞いたのだ。味は牛乳だが、どこからか「出した」ものだと。警察内で少し話題なのだそうだ。
情緒がボロボロの神成を横目に絲依にパンを貰うらっだぁ。
パンはごく普通に美味しそうなパンだった。
日本よりロスサントスは物価が何倍も高いが、皆それで慣れてしまっているので、異常に思うものはいない。
パンを手土産に立ち去ろうとするらっだぁ。しかし、あ、と声を漏らし、立ち止まり振り返る。
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ども。
今年は不幸が続くねぇ。
被害に遭われた方々、ご自愛くださいませ。
最後のセリフの意味は特にありません。煽り文みたいなもんです。
んで、2個前の小説のたしか追記で言ったものを覚えてますでしょうか。
そう、この小説をフォロワー限定にするかどうかです。
一応二次創作なので、した方がいいかな?と。
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一応別選択肢も。
フォロワー限定にする場合、次の小説投稿1日後にします。
あ、あと
110いいね、100お気に入りありがとうございます!!
まだまだがんばります!!
じゃーね。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!