最初は驚いた。
お風呂上がりLINEを開くと1番上に書かれていた文。
両思いじゃない?
違う。絶対違う。
のあさんは何か間違ってる。
だって、じゃっぴはのあさんと出会ってすごく
変わったんだよ?
女子の好みを聞いてきたり、この前なんて告白の仕方
も聞いてきたんだから。
違う。すれ違ってる。
そう打とうとした。
けど、手が止まった。
じゃっぴとのあさんがくっついたら?
...ゆあんくんはどうなるの?
私はどっちの恋を応援してるんだっけ?
暗い部屋1人、眠れないままベットに寝そべっていた。
今日は日曜日。
私は、靴を履く。
玄関のドアを開いて隣の家に向かう。
<ピンポーン
インターホンを押す。
何か思い詰めたような顔をしたじゃっぴが出てきた。
寂しい背中を向けるじゃっぴの後をついて行った。
リビングに入れてくれる。
じゃっぴの頬を軽く叩く。
ぽんと軽くじゃっぴの背中を押す。
じゃっぴはクローゼットに、かけてあるパーカーを
羽織り、バックを持って駆け出した。
私は今、ゆあんくんへの謝罪の気持ちでいっぱいだ。
走る。
大好きな人の元まで。
周りの目なんて気にならなかった。
それほど今、君のことを考えている。
交差点を曲がる。
前の信号を曲がったら君の家。
俺の家から結構な距離があるのに。
<ピンポーン
急いでインターホンを押した。
出てきたのは目を真っ赤したのあさん。
そういってドアを閉めようとする。
こじ開けたドア。
1歩君との距離を縮める。
のあさんが目を見開く。
思いっきりのあさんを抱きしめる。
俺は初めて、彼女ができた。















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。