近藤&志賀が氷組と絆組のとこで、暴力ではなく金貸しや薬を好き勝手売っているところに、交渉という名のボロを出させて潰す作戦。
まだ空は明るいお昼間。本来なら彼らのようなアングラなものが出てくるのは太陽が見えなくなってからだが、彼らは違う。
そうやって軽く話して情報を交換し合う。
李玖はそろそろ相手の事務所が見えてきたあたりで、後部座席をミラー越しに見る。
ーーー
重厚な車の扉が開く。
ドアを開けて相手の事務所の前に立つ。
相手はご丁寧に出迎えてくれるようである。
興奮気味に捲し立てる男を一瞥して、
相手の呼吸。目の瞳孔の開き具合から推測し、顔を顰めただけの駿太に対して志賀はにこやかに答える。
志賀が返答したので仕方なく駿太も答え、護衛の紹介も済ませる。
案内されるままに応接室のようなところに入る。
まさに成金の部屋。キラキラしたものからよくわからない美術品まで。
変に風水を意識しすぎて逆に配置がぐちゃぐちゃになっている。
それぞれが顔を顰める中、相手の重鎮であろう人物が動きにくそうな体でやってきて、大きな音を立てて座った。
挨拶を終えれば、お互いの策略渦巻く会話の始まりだ。
駿太があちらが出してくる案をことごとく潰し、ところどころの言葉遣いなどで相手のイライラを煽る。
表面上は和やかに進む会話。しかし、急に志賀が駿太が口に運ぼうとしたティーカップをはたき落とす。
まだ足掻こうとする相手。しかし創世はもう既に相手の資料を、インクに手を触れないように回収している。
創世は一応、と志賀に解毒剤を渡し、駿太にはハンカチを渡す。
実は今日護衛が4人もいるのは早期段階で潰したいため、今日中に潰す為である。
しかも普段から武力担当のメンバー。相手の組。事務所は1時間もせず壊滅となった。
彼らは志賀が運転する車で事務所へと仲良く帰ったのだった。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。