第18話

番外編
286
2026/01/30 21:50 更新
近藤&志賀が氷組と絆組のとこで、暴力ではなく金貸しや薬を好き勝手売っているところに、交渉という名のボロを出させて潰す作戦。
近藤駿太
いやー運転あざす
志賀李玖
んーん全然。僕運転好きだしね
まだ空は明るいお昼間。本来なら彼らのようなアングラなものが出てくるのは太陽が見えなくなってからだが、彼らは違う。
近藤駿太
今日のやつ、なんていえばボロだすかな〜
志賀李玖
さぁね。でも多分弱いよ
そうやって軽く話して情報を交換し合う。
李玖はそろそろ相手の事務所が見えてきたあたりで、後部座席をミラー越しに見る。
志賀李玖
今日は護衛よろしくね
高桑真之
はい。がんばります
八神遼介
別に話さなくていいんだよね?じゃあ大丈夫
武田創世
銃の手入れバッチリ
竹野世梛
なら俺も、刀の手入れバッチリや!
近藤駿太
はー襲われませんように
ーーー

重厚な車の扉が開く。
ドアを開けて相手の事務所の前に立つ。
相手はご丁寧に出迎えてくれるようである。
モブ
いやはや!氷組志賀李玖様!絆組近藤駿太様!本日は双方にとって良い契約を結びましょうぞ!
興奮気味に捲し立てる男を一瞥して、
近藤駿太
(あーこいつなんかやる気満々だな…)
相手の呼吸。目の瞳孔の開き具合から推測し、顔を顰めただけの駿太に対して志賀はにこやかに答える。
志賀李玖
はい。よろしくお願いします
近藤駿太
後ろのはうちの護衛4人です。気にしないでください
志賀が返答したので仕方なく駿太も答え、護衛の紹介も済ませる。
モブ
それでは!こちらへ…
案内されるままに応接室のようなところに入る。
武田創世
(趣味悪)
竹野世梛
(分かるわ、なんかやらしいな)
まさに成金の部屋。キラキラしたものからよくわからない美術品まで。
変に風水を意識しすぎて逆に配置がぐちゃぐちゃになっている。
八神遼介
(えー…スピってる〜…?)
高桑真之
(目痛くなるな…)
それぞれが顔を顰める中、相手の重鎮であろう人物が動きにくそうな体でやってきて、大きな音を立てて座った。
モブ
こんにちは。ワタクシ亭布と申します
志賀李玖
こんにちは、志賀李玖です
近藤駿太
近藤駿太です
挨拶を終えれば、お互いの策略渦巻く会話の始まりだ。
モブ
と、いうことでして…
近藤駿太
なるほど。其方がそうならこちらはこの案で、以下のものを要求させてもらいます
駿太があちらが出してくる案をことごとく潰し、ところどころの言葉遣いなどで相手のイライラを煽る。
表面上は和やかに進む会話。しかし、急に志賀が駿太が口に運ぼうとしたティーカップをはたき落とす。
近藤駿太
うわ、しがりく?
モブ
ど、!どうなさいましたか!?お口に合いませんでした?
志賀李玖
いや、無理あるでしょ。このお茶毒入れましたよね
近藤駿太
びっくりしたーそゆことね
モブ
…は、
志賀李玖
いや…お茶じゃないかこの資料のインク。毒ですよね?
モブ
い、いや…!そんなことは!
まだ足掻こうとする相手。しかし創世はもう既に相手の資料を、インクに手を触れないように回収している。
志賀李玖
気づいてないと思ってました?実は僕、毒耐性あるんです。すみません
近藤駿太
あーインクに触って毒がついた手でカップを触る。そしてそのカップで飲む…
志賀李玖
口からしか毒が回らないタイプなんでしょう。はい。と言うことであなた方は
創世は一応、と志賀に解毒剤を渡し、駿太にはハンカチを渡す。
八神遼介
僕らの仲間に手を出したので…
竹野世梛
潰しまーす
高桑真之
覚悟しとけよ
実は今日護衛が4人もいるのは早期段階で潰したいため、今日中に潰す為である。
しかも普段から武力担当のメンバー。相手の組。事務所は1時間もせず壊滅となった。
近藤駿太
いや〜はたき落とされた時は殺されるかと思ったわ
志賀李玖
そうなことしないよ!
志賀李玖
出来るだけお茶飲めないように誘導してたんだけどね、ちょっと気緩めたら飲もうとしてて焦っちゃった
高桑真之
なんで最初に言わないの?
竹野世梛
出来るだけ相手の利用価値と物資は把握しときたいやん
武田創世
なるほどね。俺らのものになるもんね
八神遼介
てかなんで創世解毒剤持ってんの?
武田創世
あー…駿太は逆に毒飲んでダメージ食らってから潰すタイプだから
高桑真之
その時用に余分にウチは持ってくんだよ
八神遼介
なるほどね〜
彼らは志賀が運転する車で事務所へと仲良く帰ったのだった。

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