キコルが青ざめ、息を呑む。
その姿は“人型”ですらないが
腹部のような位置のスピーカーの様なものから
聞こえてくる声は、“四ノ宮功”そのものだ。
ジジっ、ジジジジッ
スピーカーにノイズが混じる。
キコルは動揺しすぎて、言葉を発せられない様だ。
顔も青ざめ、少し震えている。
そんなキコルを庇う様に
あなたの苗字は少し前に出た。
キコルの方へ向き直り、安心させるように
あなたの苗字は微笑む。
その左眼は、蒼く揺らめいていた。
鳴海が、恐らくこちらに向かっているはず。
確か急遽の任務は町田だったから
もう10分もせず着くだろう。
ーーーどうにか、時間を稼げ。
怪獣9号が気配を感じられるくらい
近くには来てくれているらしい。
ーーーという事は、会話で誤魔化せない。
キコルはまだ震えが止まらない。
巻き込まれないように、距離を取る。
怪獣はどろっと身体を溶かし、
地面を這いあなたの苗字の足から徐々に飲み込んでく。
ーーードパパァンッ!
銃声が響き、液状化していた怪獣の身体が
半分吹き飛ぶ。
怪獣9号の宣言通り
残り半分はあなたの苗字の身体に纏わりつき
そのまま、右脇腹を貫く。
あなたの苗字が吐血しながら、問いかける。
その問いに鳴海は一瞬だけ泣きそうな顔をして、
ふっ、と息を吐く。
そして、一瞬
踏み込んだかと思うと
鳴海の銃剣はあなたの苗字の腹部ごと怪獣の核を貫く。
キコルの絶叫が響く。
鳴海はあなたの苗字の身体へ侵入を試みていた
怪獣の生命反応が消失したのをRT−0001で確認後
あなたの苗字をしっかりと抱きしめる。
いつもありがとうございますぅううううう
更新遅くてすいませんんんん
でも頑張るるるる













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!