第53話

第十九話
45
2026/02/23 05:06 更新
(なまえ)
あなた
瑞希、帰るぞ
保健室の扉を開けて、奥のベッドにいるであろう瑞希にそう言う。
保健室の先生
保健室の先生
あら、日野森くん。久しぶりね! 担任の先生から聞いたわよ? 退学しちゃうんでしょう?
(なまえ)
あなた
えぇ。ちょっとやりたいことができたので
保健室の先生
保健室の先生
そっか。なら良かったわ。
・・・・・・何かあったら、ここに連絡してちょうだいね
そう言って、先生は俺に名刺を渡してくる。
デジャブを感じる、と思いつつそれを受け取る。
(なまえ)
あなた
ありがとうございます。必ず、連絡しますね
暁山瑞希
暁山瑞希
あなたの下の名前くんお待たせ! じゃあ、帰ろー!
テンション高めな瑞希の言葉に、俺は少々ぶっきらぼうに返事をして、二人で歩き出す。
保健室の先生
保健室の先生
ふふ、青いわねぇ・・・・・・
そんな先生のうっとりとした言葉は、俺達・・・・・・少なくとも俺の耳には聞こえはしなかった。
暁山瑞希
暁山瑞希
ほうほう、ここで作曲してるんだね〜
俺の部屋に入ってすぐ。
瑞希のそんな呟きに、俺は苦笑を返す。
(なまえ)
あなた
特に面白味も無いぞ?
暁山瑞希
暁山瑞希
いやいや、あの楽器の量で面白味が無いは嘘でしょ
俺の自嘲を冗談と受け取った瑞希が笑みを漏らす。
暁山瑞希
暁山瑞希
もしかしてこれ、全部楽譜・・・・・・!?
(なまえ)
あなた
あぁ、それは色んなところに散らばってたやつを雫達が整理してくれてたな
暁山瑞希
暁山瑞希
へぇ〜もしかして、意外と片付け苦手?
(なまえ)
あなた
実はな。特に床は物で溢れかえることが多いんだ
少し分かるかも〜と笑いながら、俺の部屋を眺める。
(なまえ)
あなた
ま、とりあえず座って話そう
座布団を敷き、そこに瑞希を座らせる。
(なまえ)
あなた
結局、俺は目の前で作曲すればいいのか?
暁山瑞希
暁山瑞希
そうだね〜プロの作曲家の作業風景っていうのを見たいな
分かった、と返事をして、俺は椅子に座り、シンセサイザーに手を置く。
(なまえ)
あなた
・・・・・・
片手で楽譜のプリントを取り出し、シンセサイザーで鳴らした音の中でしっくり来るものをシャーペンで記入していく。
シンセサイザー以外にも、ギター、ドラム、ベースの音の入力が終わった。
まだ歌詞もタイトルも無いそれを幾度となく聞きながら、思いつくままに歌詞を書いていく。
暁山瑞希
暁山瑞希
あれ、もしかしてもうできたの?
(なまえ)
あなた
そうだな。一応終わった
暁山瑞希
暁山瑞希
早いね・・・・・・
(なまえ)
あなた
慣れだな。単純に
暁山瑞希
暁山瑞希
じゃあ、ボク達もいつかはそんな風にできる?
その問いに、俺は苦笑する。
(なまえ)
あなた
近いうちに必ず。少なくとも、四人で分担する以上、俺より早く、より良いものが完成する
才能も、努力も、俺よりある
そっか、と声をもらす瑞希。


それから、暫くの間談笑して、瑞希は家を去った。

(なまえ)
あなた
近いうちにどころじゃないかもな
そんな呟きは、誰の耳に届くこともなく風に吹かれて消えていった。
天丸
天丸
はい!最近瑞希がヒロイン化してるなーと思いつつの第十九話です!
甘丸
甘丸
確かに、瑞希がヒロインじゃねー?って思いながら読んでたわ
天丸
天丸
まぁ最推しだからね、多少は仕方ない
甘丸
甘丸
矛盾が無ければ良かろうなのよ
天丸
天丸
せやね、矛盾だけはないように気をつけてはいる
甘丸
甘丸
ならなんでもだいじょーぶ!
甘丸
甘丸
実際、推しのことが1番分かるからね、書きやすいから出番が増えるのは分かる
天丸
天丸
でしょ?
っと、あとがき長くなりすぎるんで終わりましょーう
甘丸
甘丸
りょー
じゃあ、お疲れ様です!
天丸
天丸
お疲れ様でしたー!

プリ小説オーディオドラマ