第26話

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2025/08/17 15:00 更新
朝倉 悠真
朝倉 悠真
……俺が守りたいからに決まってんだろ
そう言ったあと、悠真はふっと笑った。けれど、その笑みの奥にある熱は、いつもより強くて、少し怖いくらいだった。
朝倉 悠真
朝倉 悠真
あなたの下の名前、最近……帰り道、わざと遠回りしてるよな
(なまえ)
あなた
え…
朝倉 悠真
朝倉 悠真
あいつ…橘陽翔と別れたあと、人気のない方の道通ってるよな。……危ないだろ
どうしてそんなことまで知ってるのか、胸がざわつく。
(なまえ)
あなた
……悠真、もしかして……
朝倉 悠真
朝倉 悠真
見てた
一言で、息が詰まる
朝倉 悠真
朝倉 悠真
……心配だからだよ。お前が何してるか、誰と会ってるか……全部わかってないと落ち着かない

悠真の視線が、まるで鎖みたいに私を縛りつける。
でも、不思議と怖くはなかった。むしろ──心の奥が少し温かくなる。
(なまえ)
あなた
……ほんと、子どもの頃から変わらないね
朝倉 悠真
朝倉 悠真
変わるわけないだろ
悠真はそう言って、急に私の頭を引き寄せた。
髪に触れる彼の手が、思っていたより強い。
朝倉 悠真
朝倉 悠真
……あなたの下の名前が困ってるなら、俺は何だってする
その低い声に、胸が跳ねた。
ふと、悠真が私を離さないまま小さくつぶやく。
朝倉 悠真
朝倉 悠真
……お前が笑えなくなる原因なんて、全部なくしてやる

言葉の意味を、まだ深く考える勇気はなかった。
けれど、その腕の中は、誰よりも安心できる場所だった。

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