えむside
いきなりスマホが光って目を開けると、
気づいたら知らない場所にいた
知らない場所に困惑していると、声をかけられた
穂波ちゃんの言ったことに疑問を持ちながら、
歩いていく穂波ちゃんの後ろをついていく
ついて行った先には、知り合いがたくさんいた
スマホが光る直前まで一緒にいた穂波ちゃんと
日野森センパイ、朝比奈センパイ
それに、電話越しで話した司くんと類くん、
電話をしていたときには気づかなかった彰人くん
そこであることに気づいた
あたしがそういうと急にみんなの顔が曇る
そうして類くんが心苦しそうに呟いた
ダッ
はやく寧々ちゃんに会いたくて…
はやく寧々ちゃんの笑った顔が見たくて…
あたしは寧々ちゃんを探そうと走った
いや、走ろうとした
朝比奈センパイにそう言われ、足をとめた次の瞬間
突然頭に響いてきた声に驚く
反応からして、みんなにもこの声が聞こえたようだった
近くにあたしたち以外の人がいないか周辺を見てみたが、
誰もいなかった
謎の声は心底面白そうにこんな話をした
あまりにも楽しそうにゲームの説明をするのに
悲しくなり、思わず声がでた
あたしがそう言うと、冥はいきなり笑い出した
そこで声を上げる人は誰もいなかった
みんなの目には絶対に救うという決意が見えた





















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。