自室で頬杖をつきながら ,
愚痴をこぼしていると ,
昔ながらの侍女に突っ込まれる 。
小さい頃からお世話を
してきてくれた私の
重臣的存在の彼女とも
結婚すれば , 会えなくなってしまう 。
あんな男に嫁ぐのも嫌なのに ,
こんなにデメリットが出てくれば ,
さらに嫌悪が増しそうだとため息をついた 。
できるだけ簡潔に伝えると ,
いつもの如く私の気持ちを読み取った
侍女は , 瞳に少しだけ涙を溜めて ,
一礼すると部屋を出ていった 。
流れていた涙を拭って ,
憂鬱な気持ちのまま ,
膨大な量ある荷物の
整理に取り掛かった 。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。