第55話

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2026/01/30 04:00 更新
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数日後。大学のキャンパス、図書館の前。
ウィジュは一人、ベンチに座っていた。
この場所は静かで、誰にも邪魔されない。

「……ウィジュくん?」

聞き覚えのある声に、振り返る。
そこに立っていたのは、Kだった。

🍊「Kさん……どうして、ここに?」

👑「君の大学、前に聞いたことあったから」

さらりと答え、隣に座る。

👑「…ニコと同棲やめたって聞いたけど?」

🍊「……はい」

👑「大丈夫?」

🍊「……分かりません」

👑「分からない、か」

Kは微笑んだ。

👑「それが正直なんだろうね」

風が、銀杏の葉を運んでくる。

👑「あのね、ウィジュくん」

Kは膝の上で手を組む。

👑「ニコでも、俺でも、誰でもない第三の道でもいい」

👑「君が決めていいんだよ」

🍊「…」

その言葉は、初めて本当の意味で”自由”だった。

👑「後悔しないようにね、じゃあね」

Kは去っていく。
ウィジュは、一人残された。

🍊(……選ぶ)

自分で。
誰の意思でもなく。
その重さと、軽さに、胸が震えた。

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