バタン バタン
下駄箱に響く上履きを落とす音。
たくさんの人が混じっていて”あなた”がどこにいるのか、わからない。
時透「あなたの下の名前!おはよ、」
あなたの下の名前「おはよ。(ニコ」
あなたの下の名前「今日は休みあけなのにくるの早いね、」
時透「目覚めただけだけどね」
あなたの下の名前「ふ〜ん」
お目当ての”あなた”を見つけることができて、1番初めに話すことが出来たのが嬉しい。
そしてまた、
いつもの日々が始まる
ガヤガヤ
いつもうるさくなる昼休み
私は屋上に2人の友達と向かう
カナヲ「そんで、ほんとやばくてー笑」
禰豆子「思うんだけどさ、」
カナヲ「?」
禰豆子「カナヲも早く付き合いなよー」
あなたの下の名前「私もそれがいいと思う、」
あなたの下の名前「だって、LINEでそんなこと言うぐらいなら、脈アリ!」
カナヲ「ほんとに〜?」
カナヲ「でも、あなたの下の名前だからね、」
あなたの下の名前「え〜笑」
あなたの下の名前「禰豆子はいないの?」
あなたの下の名前「好きな人とか、気になる人、」
禰豆子「私はいいかな!」
禰豆子「みんなの応援してる方が楽しいし、」
カナヲ「でも、そういう奴が1番初めに付き合うんだよねぇ〜」
あなたの下の名前「でも、いいんじゃない、」
あなたの下の名前「いない方が嫉妬とかなくてらくじゃん?」
禰豆子「確かにね、」
禰豆子「でも、そのぶん、腐女子扱いされるかな」
カナヲ「腐女子はキモイて笑」
あなたの下の名前「腐女子学校にいるからやめなぁ〜笑」
禰豆子「てか、食べないと時間なくなる」
カナヲ&あなたの下の名前「やば!」
特になにもなくても楽しい時間終わらなければずっと至福な時間でもあるのに、
キーンコーンカーンコーン
7限目が終わるチャイムがなる
授業が終わって帰る時間になる。みんなとお別れのじかん。
時透「今日来るよね?委員会、」
あなたの下の名前「いくいく〜」
あなたの下の名前「サボる理由ないし」
時透「サボる理由あったらサボる気だった?」
あなたの下の名前「いや、ちゃんとやってる」
時透「偉いじゃん笑」
そしてまた私の大好きな時間が始まる。
”あなた”と2人っきりの時間
時透「そういえば最近あなたの下の名前、髪結んでないよねぇ〜」
あなたの下の名前「まぁ結んでないね、」
あなたの下の名前「おろして髪巻いてるの可愛くないっ?」
時透「あなたの下の名前はなにしてもかわいいよ」
あなたの下の名前「ありがと//」
時透「てか、もうひとつ話したいことあってさ、」
時透「最近LINEくれないよね?」
時透「酷くない、」
あなたの下の名前「してないことは事実だけど、」
あなたの下の名前「LINEするようがないからさ」
時透「熱出した時はLINEしてくれればよかったじゃん」
時透「ようあるじゃん」
あなたの下の名前「あれは普通に忘れただけ!」
時透「ボケすぎじゃない?」
あなたの下の名前「ボケてない〜」
あなたの下の名前「じゃぁ、帰ったら連絡するね!」
時透「ほんと!」
時透「いぇーい」
あなたの下の名前「そんな喜ぶ?」
時透「喜んじゃだめ?」
あなたの下の名前「別にいいけど、」
約束通り、無一郎くんにLINEをする
直ぐに既読が着く
嬉しい。兎って言われて嬉しいんじゃない。
意味があるから嬉しい
🐶…甘えてほしい
🐱…正直苦手
🐰…もっと近ずきたい
🐻…可愛い、かっこいい
🐷…ただの友達
🐨…マイペース
🐼…恋愛対象
ブー
──君と話してる時間が1番好き。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!