______無人島に漂着してから、一ヶ月が立った。
相変わらず俺達はショーを続けれられていて、これ以上ない幸せな時間を過ごしている。
_______が。
一つ…自覚してしまった感情があった。
それは自分自身に対する嫌悪感だ。
類や寧々、えむを大切にしたいと思いすぎてしまい、
えむ達を失いたくない、別れたくないと固執に願ってしまうのだ。
もちろん、寿命が減るのは当たり前のことだ。
人は生きている以上、寿命からは逃れられない。
だけれども。
事故や病、犯罪などが起こってしまったらどうだろう。
交通事故で大怪我をしたり、
不治の病にかかってしまったり、
通り魔に刺されたりしたら…
_________俺はきっと自殺する。
大切な人を失ってまで生きたいなんて…思わない。
だからこそ、日常が怖い。
特別な日が怖い。
離れるのが恐い。
……本当は、一時も離れたくないし、できるなら一緒にシェアハウス生活がしたい。
こんな考え方…相当なメンヘラになってしまうからやめないといけないんだけどな…w
いっそ皆が消える前に自分が死ねたらいいのにな…
なんて…行動する勇気もないのによく言うよな…w
テッテレテーッテレテッテテテライン♪テッテレテーッテレテッテテテライン♪
プチッ
『うっさ』
今日の寧々の毒舌が頭から離れない…
丁度…一ヶ月のあの嫌悪感から、俺は3人に怒ったり怒鳴ったりできなくなってしまった。
怒ろうとすると…
あの場面が、フラッシュバックする。
怒らない、というのは怒りを静めて蓄積していかなければならないから、ずっとストレスを溜め続けていかなければならないのだ。
スーッ…スーッ…スーッ
でも、そんなことが俺に耐えられるわけもなく、
スーッ…スーッ…スーッ
自傷に、手を出した。
主にリスカとODだな。
ジャラジャラ…ゴク
貧血と目眩、立ちくらみはあるが、
人にも物にも八つ当たりしたら、だめだから。
じぶんにいかりをぶつけるしか、ほうほうがないから。
ぼくはきょうも、おかしをたべて、たのしくいきる。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!