見事に爆睡...
声をかけてもだめなら、みたいな感じで
ちょっと危ないこと承知で
俺がちょっとジャンプして
尚大の体を上下に揺らしてみる
やっぱ、いつ見ても
寝起きは不機嫌
前に抱えてたスクバを
また手に持って、
ん-、なんて言うんだろ?
サンタさんの袋?笑
みたいな持ち方にする
尚大は...
...まだ眠そう...
といあえず、お店の中に入る
からんからーん
ドアを開けて、店員さんが出てきたなー、と思ったら
出てきたのは
元カノ
少しの間、下を向いたと思えば
満点の笑顔でそう聞いてくる
この子は、前の前の元カノ
なんか聞いたことあるなって思った人
正解〜
幾億光年歌ってた子
会うのなんか久しぶりだけど
相変わらず、髪の毛をちょっと巻いてて
その髪を一つにまとめている
ただ、ちょっと髪は伸びた気はするけど
それ以外、全然変わってない
横目で尚大を見る
尚大がそれに気づいて、
「いいんじゃない?」って目を返してくる
ついてきて、と言われて
言われた通りついていくと
今、従業員スペースのような所にいる
呼び出されて、別れろ!とか言われると思ったら
まさかの心配されてる?
ふと、尚大の方を見ると
さっきより、ちょっと不機嫌になったような気がする尚大が
青木さんの肩に頭を預けている
すると即こてん、と肩に頭を預けてくる
って言いながら、ほっぺをぷにぷにしてしまう
すると、
と言いながら
首をぶんぶん振って抵抗してくる
そう言いながら頭をポンポンすると
ぐりぐりしていた頭の動きが止まる
止まったわー、と思って周りを見渡すと
光成と青木さんがなんかこそこそ二人で話している
何話してんの~?って言おうと思ったら
入り口の方から
からんからーん
って音が鳴りながら
ドアが開く
必然的に耳元で話してしまったことによって
尚大にキレられる
なんか、引いてる...?
ま、いっか
そんなやりとりをしてる間に
いつの間にか深田と海琉くんが
目の前に座っている
と、かわいく手を上げながら言っている
俺が座っている側の方が近いな
若干まだ眠そうだけど
ちゃんと立ってくれて良かったわ笑
話し方きもっ!笑
深田にタッチパネルを渡すと
海琉くんの分までぱぱっと注文する
また、さっき見た時より不機嫌そうな尚大が
のどが渇いたのか、そんな事を言ってくる
なんだか、ご機嫌戻ったみたい笑
やっぱり、尚大は笑顔のほうが
よっぽど
かわいい
今度からの更新スタイルは
2週間に1回で、第1土曜日と第3土曜日に更新します!
もしかすると、日曜日になったり、1週間遅れるかもしれません。
その場合は申し訳ありません。
が、できるだけイレギュラーなことが起こらないように
頑張りますので、どうか、温かい目で見守ってください笑
以上、作者のブルーローズでした~
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。