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第3話

それぞれのペナルティ(そらまふ月)
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2020/11/06 08:20 更新
天月(時神)
……趣味わっるいなぁ、相変わらず…。
なーんで、わざわざ自分の神殿が廃墟と化してる「空想世界」に招待されなきゃいけないのさぁ…
時の神「天月」は、うんざりしたようにため息をついたあと、頬をふくらませ、手に持っている紙に目をおとす。
天月(時神)
んで?これは何…『ペナルティ』?
そう言いながら、自分が握りしめていた紙を広げて、中身を読み首を傾げた。
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時神「天月」様

あなたのペナルティは
×××と×××はいけ××ことです
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天月(時神)
……面倒臭いなぁ…僕にとっては嬉しいけど…なーんか、裏があるよねえ、これ。
真剣な顔付きで呟いた時神のこえは、虚しく廃墟に零れ落ちる。

気持ちを整えるかのように被っている赤色のニット帽を被り直すと、廃墟となった「時の神殿」の外に目線を向け
天月(時神)
……まだ始まってないみたいだし、ここら辺見て回るか……
と言って、足を1歩踏み出すのだった
視点を変えて、場所は「空の神殿」

時神のように、握りしめていた紙を広げた後、天候の神「まふまふ」は意味がわからないと言いたげな表情を浮かべていた。
まふまふ(天候神)
なに、このペナルティ…?
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天候神様
あなたのペナルティは
××を必ず××××しなくてはいけないことです
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まふまふ(天候神)
…嫌だなあ、こんなの。
ま、本当にデス・ゲームって訳じゃなさそうだし?…いっか。
そう言いながら、天候神は美しい群青色の空を見上げ、目を閉じる。

そよ風が天候神の髪を揺らし、風を受けた天候神はゆっくりと目を開けて
まふまふ(天候神)
……大丈夫かなぁ、皆。
そう静かに呟いたのだった。

─✿─✿─✿─
そらる(水神)
…………
同時刻、ほかの神殿と同じく廃墟となった水の神殿で、ただただ無言で神を見つめる水神「そらる」がいた。
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水神「そらる」様

貴方のペナルティは

×××××を×××はいけないということです。

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そらる(水神)
…………いや、そもそも何で戦う前提なわけ?戦うって面倒くさいじゃん。
スラスラと流れる水のように文句を言ったあと、深い溜め息をつく。
そらる(水神)
…これ、ペナルティ云々の前に、この世界に呼んだ意図があるよな……。

まさかとは思うけど……この空想世界バトルフィールド現世あっちと繋がってて…もしも、俺らが××××なんてしたら…
─ ××は、この××みたいに×××
水神の脳裏に走った考えが、声となり呟かれることは無かった…が。

水神の中で仮説が出来上がっていた。

そして、水神は考えたのだ……このままではまずい、何とかしなくては…と。

─✿─✿─✿─
黒幕
あっれ〜、水神様は勘づいちゃったかなぁ?……まぁ、いいか…気づいてくれることくらい最初からわかってたし、何よりそれが「目的」だからね。

そんな心配しなくても『最悪の場合』にはならないよ……まぁでも?その考えを一体7人のうちの何人が持てるかな?…そして
黒幕
……誰が最初に、疑い出すかなぁ?
黒幕
人間が疑心暗鬼になるように、神様も疑心暗鬼になって疑って…ふふふ、楽しみだ。

神様たちの本気の心理戦、そして神々の魔法も見てみたいなぁ……ねぇ、どっちも楽しみになってこないかい?

【人間君】

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