時の神「天月」は、うんざりしたようにため息をついたあと、頬をふくらませ、手に持っている紙に目をおとす。
そう言いながら、自分が握りしめていた紙を広げて、中身を読み首を傾げた。
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時神「天月」様
あなたのペナルティは
×××と×××はいけ××ことです
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真剣な顔付きで呟いた時神のこえは、虚しく廃墟に零れ落ちる。
気持ちを整えるかのように被っている赤色のニット帽を被り直すと、廃墟となった「時の神殿」の外に目線を向け
と言って、足を1歩踏み出すのだった
視点を変えて、場所は「空の神殿」
時神のように、握りしめていた紙を広げた後、天候の神「まふまふ」は意味がわからないと言いたげな表情を浮かべていた。
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天候神様
あなたのペナルティは
××を必ず××××しなくてはいけないことです
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そう言いながら、天候神は美しい群青色の空を見上げ、目を閉じる。
そよ風が天候神の髪を揺らし、風を受けた天候神はゆっくりと目を開けて
そう静かに呟いたのだった。
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同時刻、ほかの神殿と同じく廃墟となった水の神殿で、ただただ無言で神を見つめる水神「そらる」がいた。
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水神「そらる」様
貴方のペナルティは
×××××を×××はいけないということです。
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スラスラと流れる水のように文句を言ったあと、深い溜め息をつく。
─ ××は、この××みたいに×××
水神の脳裏に走った考えが、声となり呟かれることは無かった…が。
水神の中で仮説が出来上がっていた。
そして、水神は考えたのだ……このままではまずい、何とかしなくては…と。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。