どうやって息を吸えばいいのだろう。
散々聞いた
「大丈夫なの?」
って声。
って答えるしか無い。
何度も聞かれて
ああ迷惑かけちゃってるな
と、また自分が嫌になる。
きっと、みんな困ってるんだ、
俺のせい
俺が悩みを話さないから
話せないから
ぐるぐる回った海に飲み込まれるような
そんな迷惑をかけている
どうすればいいの?
が口癖になった。
背伸びができなくなった
心にぽっかり開いた穴を埋めなければ行けないから
現実から目を離したいけど離せないから
足りないものを感じないようにする。
生きる価値を、
存在意義を、
目を擦って紛らわせる。
それしか逃げ道がないから。
逃げられないけど
本当は
少し












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!