多分、今の私はりんご病を疑われるくらい、
顔が赤いんだろうな…

ｶﾞﾁｬｯ

？？
「うお〜ビックリした〜(笑)」

成瀬
「新しく引っ越してきた子を紹介しに来た。」

一之瀬
「あ！初めまして！一之瀬 栄治です。笑」

「いや、知ってます。」
という言葉は飲み込んで……

あなたの下の名前
『これ、手土産です！良ければどうぞ！！』

一之瀬
「え！ありがとう！！」
「なる！いい彼女できたネ！！」

成瀬
「いや、ホントになんでそうなるの？笑」
「ホントにさっき会ったばっかりなんだけど(笑)」

一之瀬
「いや、それにしては仲良さすぎね？」
「しかも、女の子の顔赤いから…」

成瀬
「いや、何もして無いから！！」

一之瀬
「あ、ちなみに隣と隣は仕事でいないよ？」

成瀬
「あ、そっか。忘れてた…笑」

栄治さんとなるくんのコンビの会話を
間近で見れて幸せなんだけど…

幸せの余韻に浸っていると、爆弾を投下する。

一之瀬
「女の子の部屋ってダンボール山積み？」

成瀬
「あなたの名字 あなたの下の名前って名前ね？笑」

一之瀬
「あ、そうなんだ。可愛い名前だね。」

あなたの下の名前
『あ、ま、まぁ…山積みですね……(笑)』

一之瀬
「よし！なる！手伝いに行くよ！！」

               成瀬／あなたの下の名前
「はぁ！？」／『えぇ！？』

一之瀬
「僕達もお互い手伝ったでしょ？」
「そっちの方が早く終わるじゃん？」

成瀬
「い、いや、栄治さん…言うの忘れてたけど…」
「俺とこの子、同い歳だからね？」

一之瀬
「うん、だから？」

成瀬
「え、え…？だ、だから、歳頃の女子だよ！？」

一之瀬
「だから？」

あなたの下の名前
『え、えっと！見られたくない物があります！⸝⸝⸝』

一之瀬
「あっ！そういう事か！⸝⸝⸝ごめん！///」

ようやく気付いたのか、
顔を真っ赤にして謝る推し。←

頭脳が長けてる人はこういうのには鈍感なのね←

成瀬
「はぁ〜い、て事で撤収しまーす！！」

あなたの下の名前
『ま、また、撤収！？←』

一之瀬
「お、おぅ…(笑)」
「また、、うん。また、！」

そして、たった1階なのにエレベーターに乗る。

あなたの下の名前
『えっとぉ…腰痛いんですか？？』

成瀬
「･･･」

な、なんで無言で密室に
推しといないといけない訳！？

3階に着いたから、何も無く出て、部屋に行く。

あなたの下の名前
『あ、えっと、ありがとうございました！』

成瀬
「･･･」

あなたの下の名前
『えっと…？』

成瀬
「なんで、俺は貰えないの？」
「君からの手土産…」

あなたの下の名前
『逆に要りますか？』

成瀬
「君のは何でも欲しい。」

自分で聞いといてなんだけど、射抜かれた…

しかも、ちょっといじけてるの可愛すぎてチヌ。

成瀬
「じゃあ、俺は他の人と違うもの貰お〜っと」

そのまま、手を引かれ気付いた時には腕の中。

成瀬
「君ってちっちゃいんだね(笑)」

あなたの下の名前
『バ、バカにしてますか！？』

せっかく、
キュンってしたのに最後の言葉で台無し…(泣)

1番気にしてる身長のこと推しに言われたー！

成瀬
「じゃ、弾と巧のところ行く時、言ってね。」

あなたの下の名前
『な、何故？』

成瀬
「何でも。命令だから。」
「じゃ、また後で。」

なるくんはそう言って、部屋に入って行った。

？でいっぱいの頭の事は一旦置いておいて、
私も家の中に入った。