第9話

# 9
1,486
2018/06/01 12:53
ドキドキ しながら 、朝 を 迎えた 。


学校 に 着くと 、初めに


夏希 の 姿 を 見つけた 。
あなた

夏希!

北野 夏希
お 、おはよ!
あなた

おはよ ~

何か 、夏希 は ぎこちない 態度 。
あなた

なんか 、あったの?

北野 夏希
ううん!?
あなた こそ なんか
あったんじゃないの ~ ?
なんで 、知ってるの …?
あなた

あ 、亜嵐 クン にね
告白 されたの … !

北野 夏希
へ!?
マジ!
付き合うの?
あなた

まだ 、付き合うとは
なってないんだけど …

北野 夏希
え ~ !
それは 、付き合った方が
いいよ!
あなた

うん …

そして 、階段 を 歩いていると
小森 隼
先輩 !
おはようございます!
今日 も 元気 な 隼 の 声 。
あなた

あ 、隼!
おはよ ~

小森 隼
先輩 …!
あなた

ん?

隼 が 私 の 肩 を ポン と 叩いた 。
小森 隼
頑張ってください 。
真剣 な 眼差し 。
あなた

うん …
ありがとう

と言って 、隼 は 階段 を 登って 行った 。
北野 夏希
何 あの 可愛い子 。
あなた

え !?

北野 夏希
私 、どタイプ かも …
あなた

どタイプ …?

今 、夏希 が 言ったことに


私 は モヤモヤ が 隠しきれなかった 。
北野 夏希
アピール してみよ。
あなた

や 、やめときなよ …!

北野 夏希
え?
あなた

だって 、後輩 だよ!?

北野 夏希
まぁね ~
ホットした …
あなた

うん …

え …?


なんで 私 、止めた …?


隼 の 何でもないのに …
そう思っていたら 教室 に 着いた 。
もう 、亜嵐 クン は 席 に いて 、


男子 と 喋っている 。
北野 夏希
亜嵐 クン !
おはよ ~ !
夏希 は 構うことなく 話しかける 。
白濱 亜嵐
あ 、おはよ ~
あなた

お 、おはよ !

頑張った 。


気まずい 雰囲気 を 出さないように ───
白濱 亜嵐
おはよ !
いつも と 一緒 。


あ 。


こんな時 に 言うのが チャンス かも 。
あなた

亜 …!

白濱 亜嵐
あなた …!
 被った 。
あなた

ん?

白濱 亜嵐
いや 、あなた から 。
あなた

別に いいって!

白濱 亜嵐
そう …
なら 、今 話 したい …
あなた

うん …

亜嵐 クン が 立ち上がって 廊下 に 出る 。
それに 、着いて行った 。
白濱 亜嵐
あなた …
あなた

うん

白濱 亜嵐
あの時 は ごめん 。
あなた

いやいや …!
その事 なんだけどね …!
私 も …!

白濱 亜嵐
忘れて 。
あなた

え …?

忘れて …?


どういう意味 …?
白濱 亜嵐
あれ 、嘘 。
友達 に 言われた 。
好き じゃない 。
あなた

う … そ …?

白濱 亜嵐
うん 。
だから 、何も
気にしないで 。
あなた

あ 、うん …

白濱 亜嵐
じゃ …
亜嵐 クン は 教室 に 戻って 行った 。
廊下 の 静けさ は 今 の 私 の 心 には


丁度 、よかった 。
あなた

なんだ …
嘘だったんだ …!

涙 が 溢れる 。


好きだったのに 。


ずっと 、思い続けてきた この 思いが


今 、終わった 。


少し 、私 の 人生 で チャンス 。


と 、思ったのにな ~ !


失敗 だよ …
あなた

っ …!

私 は 屋上 に 駆け上がった 。
勢いよく ドア を 開けた 。
そして 、隼 に 教えてもらった ────
あなた

わっ!

そこに 、隼 の 姿 。
小森 隼
先輩!?
泣き顔 見られた …!


ここから 立ち去りたい 。
あなた

ごめん!

走ろうと すると


隼 が 私 の 手 を 掴んで 引っ張った 。
あなた

わっ …!

隼 の 足 の 間 に すっぽり 入っていた 。
そして 、隼 は 私 に 力 を 込めて 


抱きしめた 。
小森 隼
先輩 。
今 行ったら ダメです 。
あなた

なんで …?
行かせてよ …

 一人になりたい 。
小森 隼
涙 の 先輩 見せたくないです 。
あなた

え …?

小森 隼
涙姿 の 先輩 、結構
レア ですからね ~ !
あなた

レア …?

小森 隼
はい!
先輩 、いつも 笑ってます
泣き顔 は 貴重もの ですよ!
そんな 、笑ってたのかな …
あなた

そんな笑ってた?

小森 隼
はい 。
俺 、大好きです 。
先輩 の 笑顔 。



ドキッ …




小森 隼
先輩 が 笑ってるだけで
俺 も 笑顔 に なれます 。
けど 、先輩 が 泣いてると
僕まで 悲しいです 。
あなた

っ …

小森 隼
ほら ~
泣かないでくださいよ 。
あなた

だって …!

小森 隼
先輩 、俺 に しません?
あなた

は!?

小森 隼
俺なら 先輩 泣かせませんし
いつも 笑わせます 。
あなた

後輩 の くせに …

小森 隼
先輩 が こんな気持ち の 中
伝えて ごめんなさい 。
どうしても 伝えたかった …
あなた

ありがとう

小森 隼
返事 は いつでもいいです!
あなた

返事って …
ちょっと … ねぇ ~ 。

隼 は 立ち上がって 
小森 隼
いつか !
先輩 じゃなくて …
あなた

ん?

小森 隼
あなた って 
呼べる 関係 で いたいです 。
それが 、俺 の 願い事 。
やばい 。


さっきから 、隼 に


ドキドキ させられっぱなし 。


落ち着け …!


後輩 だよ …?


先輩 らしくしなきゃ!
あなた

いつ来るかなぁ ~ !

小森 隼
させてみせますよ !
せ ~ んぱい!
何 今 の 笑顔 。


いつも みたいに 可愛い 。
あなた

そ 、それは どうかなっ!

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