第21話

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2026/03/26 12:07 更新




















爆豪 勝己
   ……塚内さん   
塚内 直正
   『なんだい?』   
爆豪 勝己
   コンドウ……いや、
クソ女の居場所って
特定されてるんスか
塚内 直正
   『まだ確定では無いが
恐らくこの辺だろうという
所までは来ているよ』
塚内 直正
   『予想されるに
以前のヴィラン連合の
ような隠れ家だろう』
爆豪 勝己
   特定には時間かかりそうっすね   
塚内 直正
   『でもまだ諦めちゃいけない    
こちらも最善を尽くすよ』
爆豪 勝己
   …っ、ありがとう、  
ございます、!




















近藤あかね(以下クソ女と呼ぶことにする)の場所が特定できたら、そこに突っ込んで1発だが、なかなかそうはいかない。

















きっと今もどこかに身を潜めてる。



















今すぐ、クソ女に殴りかかってやりてぇ。



















俺の大切な妻を苦しませて、人を騙した罪は重いぞ。



















逃げられると思うな。



















緑谷 出久
   僕も生徒たちから
聴き込んだ情報あれば
随時連絡するよ
爆豪 勝己
   あぁ、あんがとな   



















忙しい出久にだって協力してもらってんだ。



















俺だって、速攻クソ女の居場所を特定しねぇと。



















爆豪 勝己
   ……つーか、あなたが個性に
かけられたとしたら
恐らくそれを解除する方法があるはず
爆豪 勝己
   塚内さん、個性を解く方法とか
そういう情報入ってたりしないっすか
緑谷 出久
   個性事故ってこと?   
爆豪 勝己
   事故、ではねぇと思うけど   
塚内 直正
   『なるほど……』   



















不意に個性にかけられた、のようなことは極めて低いはずだ。


















だってあの日、あなたは何も連絡手段を持っていなかったからだ。


















普段通りなら忘れるはずない。



















なにか訳があって置いて行ったはずだ。



















……まさか、自分から個性をかけられに行ったのか?



















塚内 直正
   『……すまない、爆豪くん
今のところ解除方法などは
何も情報がないんだ』
爆豪 勝己
   やっ、ぱそうっすよね……
大丈夫っす、俺も探してみます
塚内 直正
   『悪いね』   
緑谷 出久
   コンドウアカネ……どこにいるんだ、   



















そのまま俺らは塚内さんと電話を繋いだまま、地図などを広げてクソ女の居場所を詮索し始めた。

















緑谷 出久
   何となく、全国的ではあるけど
かっちゃんの事務所がある地域に
近そうな、気がする
緑谷 出久
   ここ、ここも、ここも   
爆豪 勝己
   たしかに……もともと、
あなたを狙ってんだなきっと
……あなた自身も、クソ女と
面識はあるだろう、な
緑谷 出久
   でも、あなたちゃんが狙いなら
目標は達成してるはずなのに
なんでまだ人々を襲っているのかな…
爆豪 勝己
   ……   



















出久の言葉に、俺は思わず黙り込んでしまった。



















あなたを狙っているならもう人々を襲う必要はない。



















不謹慎だが、あなただけで収まれば他人に被害も及ばないし、特定に時間もかからないはずだ。

















だから、俺らの時間を稼ぐためにわざわざ他人にも被害を及ぼしてんのか?

















爆豪 勝己
   っとに、性根が腐ってんな   
塚内 直正
   『爆豪くん!!聞こえるか!!』  
爆豪 勝己
   っ!聞こえます、塚内さん!   
緑谷 出久
   なんだ!?   
塚内 直正
   『個性の解除方法が
わかったかもしれない!』
爆豪 勝己
   !!!まじ、っすか!?   



















その言葉を聞いて、心臓が一気に高鳴った。



















俺と出久は一斉に立ち上がり、スマホを囲んだ。



















塚内さんの後ろでは、ほかの警察の人が走り回ってる音が聞こえてノイズが酷い。


















塚内 直正
   『まず1つ目は、当たり前だけど
標的、コンドウアカネを倒すこと
殺すとかそういうんじゃなくて
居場所を特定して、確保する
そして個性をかけた全ての人の元へ行き
一人一人解除させる方法だ』
緑谷 出久
   そりゃ、それが出来れば
いちばん手っ取り早いですもんね…
爆豪 勝己
   やっぱ早く居場所を……!   
塚内 直正
  『あぁ、手っ取り早いのは
確かなんだ
だからもうひとつ、個性を
解除する方法を知ったんだ』
緑谷 出久
   え!   
爆豪 勝己
   教えて、ください、!  



















塚内さんのその言葉に、俺らは固唾を呑んで次の言葉を待った。

















……しかし、次第に電話のノイズは酷くなっていって。



















爆豪 勝己
   クソ……ノイズが…    
塚内 直正
   『2つ…は、とて、、ンチック
なんだ……ね
………が、もう、りのパー………
ここ…らのた………ることなんだ』
緑谷 出久
   ……え?   
爆豪 勝己
   クッソ……ちょうどいい所で……!!!   
塚内 直正
   『きこ……な?このほ』   
緑谷 出久
   あっ…   
爆豪 勝己
   おいっ、!もしもし!!   
クソが、!切れた!!



















大事な、大事な2個目の解除方法をまともに聞くことができず、そのまま回線の悪化により電話が切れてしまった。

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