学校に行く途中のこと、わかゔぁがふと思い出したように、
わかゔぁのその一言であなたの顔は一瞬にして曇ってしまった。
しかし、その考えはすぐに消えることとなった。
休み時間になると学年男女問わず色んな人があなたに声をかけてくれた。
朝の想像した反応に反した、周りの反応にあなたは嬉しい反面、意外だった。
ある程度落ち着いた昼休みに沙星が2組に来た。
あなたの言葉に沙星は少し驚いた顔をして、なにを当たり前なことを……と思った。
あなたの真剣な問いかけに音羽はきょとんとした顔をした。
そして考える間もなく答えた。
音羽はそう言うとニカッと笑い、あなたの頭をわしゃわしゃと撫でた。
そんな2人の仲睦まじい姿を見ながら、沙星は微笑んだ。


















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!