第6話

第5話
240
2025/05/26 08:19 更新
沙代
今年も同じクラスで本当に良かった!あなた!
あなた
ッ!うん!そうだね沙代!
生きてる 本当に生きてる
本当に沙代とまた話せるなんて
沙代
あなた?あなた大丈夫?
あなた
ん?どうした?
沙代
体調でも悪いの!?どこか痛いの!?
気づけばあなたの目から大量の涙目が溢れていた
あなた
…ハハ、沙代と同じクラスになれたのが嬉しくってさ
沙代
そんな大袈裟だな〜、でも私も嬉しいよ
本来なら1年後、同じようなやり取りをしてただろう
当たり前の日常を沙代は送れただろう

前回はちゃんと彼女の支えになれなかった

でも今回は

今回こそは彼女が当たり前の日常を過ごせるようにしなくては
そのために悪魔に魂を売ったんだ
沙代
そういえばさあなた、なんか転校生が来るらしいよ!しかも外人の!
あなた
へぇーそれは珍しいどこの国の人なんだろう
沙代
噂だから本当かどうかは分からないけど楽しみだな〜
長ったらしいくせに意味のない校長の話
そのうち何人か忘れる新人の先生の紹介を終えてついに皆が待ち望んでいた転校生の紹介の時間がやって来た
担任
お前らー早く席につけー
担任
まずは転校生を紹介するぞー
担任
さぁ入ってきてくれ
教室に入ってきたのは黒人の長身の眼鏡をかけた顔の整った男子だった
モブ
うわっ!外人だ!
美咲
へぇ〜イケメンじゃん
沙代
あなた!あの人かっこよくない?
あなた
えっ、あっ、そうだね…
嫌な予感がする
まさかこの人…
いや、まさかそんな事ないよね
ただの私の勘違いでしょう
アラスター
親の仕事の関係で転校してきました、アラスターと申します、皆様どうかよろしくお願いします
あなた
えっ!
誰だよ!
お前誰だ!
ぜんっぜん印象違うじゃん!
元のあのサイコじみた顔はどうした!?
何温和な好青年の顔立ちしてるんだよ!?
クソっ!何でどっちも顔良いんだよ!?悪魔のくせに!!
担任
あなたの名字、静かにしろ
あなた
す、すみません
嘘でしょ~!!!
何でここにいるんだよ!
登校中にぶつかった男子が転校生だったパターンは親の顔より見たけど、契約した悪魔が同級生のパターンは初見だから対処の方法が分からん!!

コイツ思ったよりがっつり干渉してくるな!
もう逃げようにも逃げられないじゃんこれ

…正直言って性癖ド直球の人が転校生として過ごせるなんて今すぐガッツポーズしたいが
心が2つあるとはこのことか


担任
じゃあアラスターは廊下の端っこに…
その時、先生の目が一瞬緑色に光り、虚ろな表情になったかと思えば、次にとんでもないことを言った
担任
いや…あなたの名字の後ろの席が空いてるな、そこに座ってくれ
後ろに席なんかないはずと思って振り向くと、なんとさっきまでなかった机と椅子が出現しており、しかも誰も違和感に気づいていないという始末
あなた
どうして…?
向き直すとアラスターがこちらを見てニタニタと笑っていた
そんな気軽に悪魔の力を使うんじゃない
担任
そうだあなたの名字、放課後アラスターに校内の案内をしてやってくれ
あなた
えっ!?何でわたっ!?んぐッ!?
あなたはすぐに先生に意見しようとしたが、いつの間にか移動していたアラスターが先生に見えない角度で手で口を覆っていた
アラスター
良いですね〜それではよろしくお願いしますよ
アラスター
あなたの名字さん
あなた
このッ!この悪魔〜!
アラスター
ニャハ!悪魔ですが何か?
終わった
これ沙代助ける前に私がストレスで死にそうだ
さらばだ
私のなけなしの青春の光

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