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第2話

類司 (司の女装有) ②
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2022/02/02 14:07 更新
〜ショッピングモール〜

キラキラと照明の光を反射してフリルやリボン、女の子の夢みたいな可愛いが溢れてしまいそうなほどに詰まった洋服たちが輝いている。


その中の一つを気に入ったのか咲希が指をさして言う。
咲希
おにi…お姉ちゃん!!あの洋服可愛くない!?
その洋服はグレーでチェック柄の膝下まであるスカート…いわゆるミディ丈スカート?とフリル襟の白いブラウスだった。普段着る服と系統が違うので尋ねてみたが、本人曰く「違う服も着てみたいじゃん!せっかくお姉ちゃんと出かけてるんだし挑戦してみようと思って!」らしい。
ああ!咲希に似合うんじゃないか?1着買ってやろう!!
咲希
いやいやいや!!ちゃんと自分のお金で買うから!それに、私のを買ってくれるならお姉ちゃんとお揃いがいいな?
いやしかし…これは女性用だぞ…?俺は着れないが?
そういったにも関わらず「おっそろいおっそろ〜い!」と謎の歌を歌いながら洋服を探してる妹を横目にこの場をどう切り抜けるかを考える。



(このままお揃いの洋服を買ったら次も女装をしなくてはならないじゃないか…!)



そう考えながら店の外を眺める。するとそこに綺麗な紫色が通る。ん?紫?まさか…


(やはり類か!!咲希に気づかれたら話に言ってしまう!!だがしかし…このまま放っておくと服が…)
咲希
お姉ちゃん?百面相してどうしたの?
と言いながら俺が見ていた方を振り向く。
咲希
あれ?あそこにいるのってるいさん?
咲希
こんにちはー!るいさん!
終わった…だがしかし!ワンダーランズショウタイムの団長が女装しているなど考えもしないであろう!!だから大丈夫な…はず?
おや?咲希くんと…司くんじゃないか!2人してお買い物かい?兄妹揃って仲がいいね。
(バ、バレたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!)


バレたショックで動けない俺を見かねてパニックになりながらも何とか誤魔化そうと咲希が続ける。
咲希
や、やだなぁ〜〜るいさん。お兄ちゃんじゃないですよ〜〜。この人は…え、えっと…その〜…そう!従姉妹!従姉妹のお姉ちゃんですよ〜〜。
(とてつもなく目が泳いでいるではないか…)


心做しか少し楽しそうな類に向き合う。仕方ない…本当のことを言うか…覚悟は決めた。類はこんなことで偏見を持たないと知っているがやはり怖い…。


震えている自分を押え類の目をしっかりと見つめながら言葉を紡ぐ
すまない…類。
俺は天馬つk————————
そうだったのかい!まさか従姉妹のお姉さんだったとは…雰囲気が似ていたからてっきり司くんかと勘違いしてしまったよ。
俺の言葉を遮って早口でまくし立てる。つい何言ってんだこいつという目で見てしまったが気づかれずに類はニマニマと笑っていた。


(従姉妹だと勘違いしたということは俺だと本当に気づいていないのか…?しかし、類に限ってそんなことあるのか?)


などと考えていたらいつの間にか話が進んでいたらしい。
それで…間違えてしまったお詫びにスイーツか何かを奢らせていただきたい。どうでしょう?お嬢さん方?
と言いながら、パチンと音がしそうなウインクをする。
咲希
わ、わわわ私はまださっきのお店が見たいのでお姉ちゃんと2人で行ってきてください!
両手をぶんぶんと振りながら否定する咲希と目が合うと両手を合わせてごめんねのポーズをされた。
咲希
(ごめんね!お兄ちゃん…もう私誤魔化しきれない!!)
えっちょっ!咲希!?
ふむ、では行こうか。



そう言いながら口を耳元へと近づけ俺にしか聞こえない声量で言う。







ね?司くん。

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