俺たちの太陽
まだ人間が足を踏み入れたことのない”深海”
そこには人間の上半身に魚の下半身を持った人魚と呼ばれるものたちががひっそりと暮らしていた
その国には様々な掟があり、最も重要な掟は
” 水面より顔をいだすべきは日のみ、もしいださばその光に焼かれとこしへに水にはえ帰らず”
しかしその国の第3王子’ネロ’は、陸の世界に、人間に興味を持った
そして1人の人間の女と出会い友達になった
差別も偏見もない2人はとても幸せな時を過ごしていた
ある日いつものように海面に顔を出すと人間が崖から何かを落とすのが見えた
近づいてみると、それは彼女だった
彼女を殺した犯人を見つけるため地上に出る決心をしたネロだったが…
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update 2024/01/17