再生の途中
あらすじ
両親を亡くした喪失から逃れるように、仕事を辞め、韓国留学を選んだ24歳の日本人女性・なつめ。
異国の地で通い始めた語学堂で、彼女はある青年と出会う。
どこか影を持ちながらも穏やかな青年と、言葉を学ぶ日々を重ねる中で、なつめは少しずつ心を開いていく。
過去を抱えたまま生きること、前に進むこと、そして誰かを想うことへのためらい——。
触れ合わない距離、名前を呼ぶ勇気、小さな選択の積み重ねが、やがて確かな感情へと変わっていく。
「忘れなくてもいい。抱えたままでも、愛していい。」
そう気づいたとき、なつめは初めて、自分の未来を選ぶ。
春を迎える前のソウルで、二人は同じ歩幅で歩き始める。
これは、喪失の先で出会った、静かで確かな恋のストーリー。
ー 14,146文字
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update 2026/01/07