【シェアハウスの始まり】
会議室のテーブルに、一枚の間取り図が広げられた。
izw「本気で考えてきたんですよ。この8人でシェアハウスをする計画」
伊沢さんがそう切り出すと、室内の空気が一変した。図面には「1号室:物置」「2号室:共用スペース」といった文字が書き込まれている。
ymmt「……伊沢さん、それ本気で言ってます? 8人って、このメンバー全員ですよ」
驚きつつも、すでに図面を詳しく見つめているのは山本だった。
izw「もちろん。須貝さん、福良さん、河村さん。皆さんの個室もちゃんと確保してあります」
伊沢さんが自信たっぷりに頷くと、須貝さんが身を乗り出した。
sgi「いいじゃん、面白そう。俺は賛成かな。広い風呂があるなら文句ないね」
fkr「俺も、家賃や光熱費の管理なら協力するよ。面白そうな試みだしね」
福良さんが穏やかに笑うと、河村さんも図面の6号室を指差した。
kwmr「僕、ここがいいな。リビングに近いし、すぐにみんなの様子が見られる」
年下組の面々も顔を見合わせる。
mon「僕たちの部屋はここ、7号室ですね」
gon「はい。伊沢さん、頑張って作問に励みます」
問さんと言さんが笑顔で応えると、鶴崎さんもふにゃりと笑って口を開いた。
trsk「いいですね、楽しそう。僕、この間取りならWi-Fiの配線も工夫しがいがあるなと思って。賛成です」
izw「よし、これで全員一致だな。……おい山本、そんなに難しい顔をするな。お前と俺の部屋は、プレイルームの隣の3号室だ」
ymmt「勝手に決めないでくださいよ、伊沢さん。……まあ、このプレイルームは確かに魅力的ですけど。わかりました、やるなら徹底的にやりましょう。僕、皆さんの意見をまとめて、具体的なルール表を作りますね」
山本が手帳にペンを走らせる横で、伊沢さんは満足げに椅子に深く腰掛けた。
【入居した後】
数週間後。入居を済ませた8人は、まだ段ボールの残るリビングで再びテーブルを囲んでいた。
izw「じゃあ、山本。考えてきてくれた当番表の発表、頼むぞ」
伊沢さんに促され、山本がホワイトボードに表を書き出す。
ymmt「料理は2人1組の曜日担当制にします。まず、火曜と金曜は福良さんと問くんです。問ちゃんは料理が得意だそうなので、ここが一番安定かなと」
mon「はい! 福良さん、よろしくお願いします」
fkr「俺こそ。美味しいもの作ろうね、問」
福良さんが問さんに微笑むと、山本が次のペアを指した。
ymmt「月曜と木曜は、河村さんと言ちゃんです」
gon「……僕、河村さんと一緒で大丈夫でしょうか。面白い料理が出てきそうで少し緊張します」
不安げな言さんに対し、河村さんは楽しそうに目を細めた。
kwmr「僕、さっき1号室の物置で珍しいスパイスを見つけたんだよね。月曜日は新しい味覚の扉を開こうかな」
ymmt「河村さん、物置のものは食べ物じゃない可能性が高いので気をつけてくださいね」
山本が冷静に釘を刺し、さらに続ける。
ymmt「水曜と土曜は須貝さんと鶴崎さんです」
sgi「おう! 俺たちの日はパワー重視だ。タンパク質をガンガン摂るぞ!」
trsk「あはは、いいですね。僕、一応栄養バランスの計算もしておきますよ」
鶴崎さんが柔らかく笑って応えると、最後に山本は隣の伊沢さんを見た。
ymmt「日曜は、伊沢さんと僕です。いいですか、伊沢さん。段取りは全部僕が決めますから。余計なアレンジは一切禁止ですからね」
izw「わかってるよ、山本。俺だってたまには、ちゃんとした料理を振る舞いたいんだ」
izw「……その言葉、一応信じておきます」
こうして、8人の賑やかな共同生活が本格的に幕を開けた。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。