いい子ぶるのがここ最近面倒で、面倒で仕方がない
まじ何?なんでこっちがいい子ぶんなきゃいけねぇんだよ
王国の王子だからって、
なんだよ、別にもう兄ちゃんいるしいいじゃん
あの人は、俺よりかは頭は悪いのに、 俺が貰ってる以上の愛を貰ってて…
あいつが俺の役割もやればいいじゃん。
なんで俺があいつがやらなきゃいけない事を少しでも多くしなきゃならないんだ。
本当はこの資料だって、この会議だって、これも、あれも…っ!
全部第1王子であり、両親に1番愛されているあいつがやればすむことなのに、
俺は人形かっ!って、
実際そうかもなぁ、っ笑
今日は折角、るぅと様…いや、"るぅとくん"に会えるんだ
早く行かなきゃ
あいつらに時間を邪魔されるなんて最悪だし
今日はお土産に何持っていこうかな
最近渡せてなかったし、前るぅとくんと欲しがってたギターでもあげようかな?
確か、あのギターこっちでしか作られてなくて、るぅとくんにとっては入手困難だったはず
それなら早く買いに行かなきゃ!
それで…どう栃木まで行くかだな…
まぁいつも通りのあれか。
あれなら2時間以内につけるし
よしっ!それなら早速ギターを買いに行こ!
それでその後はお菓子も!!
普段できないことが、あっちではできてしまう。
普段許させれていないことが、あっちでは許されてしまう。
やらなければいけないことも、ほんの少しだけ先延ばしすることができる。
あっちに行けば、他の王国に行けば…るぅとくんの王国にいけば…
…実際、俺がこの王国内にいる奴らみんな、そこまで信じてない
だってみんな揃って金金金…俺を俺として見ようともしない。ただの金目当て
俺をちょっとお世話して、ちょっと機嫌を取れば金が貰える
そんな面白い話
俺にいつも着いてきている執事でも、めっちゃ信じられる!!唯一の信頼できる相手!みたいなわけないし、
そもそも、俺はこの家系自体が嫌いだ。
でも、歌うことは大好きだ。
そして、みんなに俺の歌を聴いてもらえるのも、好きだ
俺の好きなことが認められてる。俺の夢が叶っているようだから。
さぁ、早く行かなきゃ。あの子の元に。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!