始まった入学試験。
初めの課題は「魔力適正を映す水晶球」
触れれば、その人の魔力量が色と光で示される。
並んでいた候補者たちが順に手を置いていき、淡い光を放つ者、赤く輝く者、時に水晶が割てしまう者もいる。
そしてーー
呼ばれ、前へ出た康二は心臓が爆発しそうだった。
緊張した手を水晶にそっと触れる。
次の瞬間。
ーゴォォォォォッ!!
眩い「白銀の光柱」が空へ噴き上がった。
その場にいた全員が固まった。
SnowManのメンバーは一斉に目を見開いた。
阿部が震えた声で呟く。
佐久間が叫ぶ。
ラウールが目を擦った。
そして、目黒は、じっと康二を見つめながらーー
そう思ってしまった。
だが当の本人は…
と、首を傾げてるだけだった。
自分が「最強」なんて少しも思っていない。
そして、SnowManが、すでに彼を放って置けなくなっているのも。
こうして静かに運命は動き始めたーー。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!