第5話

# 隣の席の君 . 🐰
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2024/06/22 16:45
高校に入学して 3ヶ月 












先「今日はペアーワークやるぞ」



という先生の声。






でも、私は私の隣の席の人にまだ会ったことがない








なんで休んでるかはまったくわからない。








だから、このクラスの人全員が彼の顔を見たことがないと思う。









祥「あなたちゃん1人やん!俺とやろ!」





『いいの..!?』





祥「ぜんぜんええよー!俺も1人やったし」






『ほんとにありがとう!!』






祥「でも、なんで木全くん学校来てへんのやろ」






『ね...なにか理由があるんじゃない?』








やっぱり友達の多い大平くんでさえも 木全くん の顔も休んでる理由も知らない。


















でも、次の日学校に行くと



いつもはない私の隣の席に影があった。














祥「木全くん来てるやん!!」






翔「あ..大平くんおはよ!」





『祥生と木全くん知り合いだったの...?』




祥「小学校からの友達..!!」




翔「えっと...はじめまして..木全翔也です」




『はじめまして..! あなたの名字あなたです!』








それから、木全くんと仲良くなって
翔也くん , あなたちゃん と呼び合う仲にまでなった







翔「あなたちゃん..! 教科書見せてくれない?」


『いいよ』




と返すと机をピタッとくっつけてくる彼。





ノートを板書していると時々触れる彼の腕。





それでも彼は気にしない。






私の心臓の音が聞こえないか心配になる距離。








翔「あなたちゃんの心臓の音はやいね 笑」



ぼそっと耳元で言ってくる。




『え..!!!聞こえてる..?』



翔「腕から伝わってきてる 笑」



『翔也くんに音聞かれるとか恥ずかしすぎる,』



翔「期待しちゃってもいい..?」


『え..?』




そうすると耳元で










翔「あなたちゃんが好きです..付き合ってください,」










わたしは静かに頷いた。






すると急に暖かくなる手









翔也くんの体温が冷たくなった私の手を暖めてくれた。













fin__

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