あぁ、くっそ...減らない。
数分が経ち、ある程度の相手を倒した。
敵に挟み撃ちにされて
もうダメだと思った時だった。
いつもの優しい声が聞こえて、
私は逃がされたんだ。
_______
_____
___
これ以上、迷惑かけられないよ。
そう言うと姐さんは優しく笑いながら
私の頭を撫でてくれた。
...でも、私
大好きなお母さんも守れなかった。
だから、...ッ、だから...お父さんは
_____ 私を捨てたんだ。
私が土方さんにしたように
姐さんは私を手拭いで拭いてくれた。
2人がようやく帰ってきた。
血塗れになった彼らを
見て胸が痛くなった。
わたし、みんなの事を守れるぐらい、
ちゃんと強くなるから。
誰にも負けないぐらい強くなるから。
齢5歳、私はそう決心した。
そう呼ばれて近くに行くと
抱きしめてくれた。
「 子供は子供らしく生きなさい 」
あの大きな手で撫でてくれて
嬉しかった気持ちはこの先も忘れない。
°・*:.。.☆
沖田side
ずっと俺のが近くで見ているつもりだった。
土方の野郎なんかに
2度も取られたくなかった。
だから、ずっと一緒に居た。
何をするにも近くに寄って
だけど、薄々勘付いていたんでィ。
あなたは土方が好きだって。
でも、土方は姉上が好きだった。
姉上も土方が好きだった。
あなたに相応しい男になりたかった。
でも、土方は姉上の告白を断った。
「 アイツの隣にいるのは俺じゃない 」
聞かなくてもわかってた。
そう言うに決まってんだ。
でも、姉上の気持ちを
踏みにじらないでやって欲しかった。
だから、あなたの隣は俺が良かった。
数年経とうが、あなたは土方を
嫌いになる所を好きになっていった。
初めから分かっていたんでィ。
アイツの隣に立つのは俺じゃない。
土方の野郎だってことぐらい。
俺は土方さんみてェな優しい男じゃないんで
生易しいことは言いませんぜ。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!