貴方なんて要らない子
お前は化け物だ
相変わらずなんて恐ろしい存在なんだ
怖い、怖いこっちにくるな 化け物
なんて言葉、何回聞いてきただろう。
今でもその言葉が耳について離れない。
脳からこびりついてあの地獄を味あわされる。
痛い。苦しい。痛い。痛い痛い痛い。
いつまで耐えれば良いんだろう。
いつ死ぬのだろう。
寒い。身体がどんどん冷たくなっていくのを感じる
助けて、助けて
手が震える、力がはいらない。足が動かない。
怒られちゃったらどうしよ。殴られちゃったらどうしよう。
いつまでこのままなの?
実験体44号 コードネーム『白の記録者』
本名 気怠渚
年齢 9歳 受け入れ時期 5歳
性別 男
異能 真昼の夜想曲
詳細 kelyb1/xr2'p/4→16(4*#%〒…〆^004
詳細が書かれている紙には 色々なところが文字化けしていて見えなくなっている
44号 隣国に……:=|〆#00 兵器…とし÷*゜×98潜入する>#%
以下ノ為、彼ヲ○○ヘト派遣。
帰還次第、書キ換エヲ
嫌な夢をみた。あんなに辛い過去を。また。
思いっきり腹を蹴られたかと思えば、目の前に立っていたのは蓮だった。
えっと…俺…何してたっけ
ゲシッッ
渚をまた一発蹴った
さっき起きた時は見ていなかったけれど
気付いたら周りはいつのまにか暗くなっていて、人通りが少ない
あららぁ〜…また外で寝ちゃってたかぁ
そう話しながら俺は身体を起こし、地面に座ったまま蓮を見上げた
しばらくの間沈黙が続いた。
そして、蓮は
身体が動かない俺を良いことに、男が男にお姫様抱っこをして他人に見せびらかすように俺を猟犬まで運んでいった。
…地獄だった
猟犬本部
せめて、蓮じゃないやつに運ばれて、せめて第一発見者が条野じゃなければということを何回も思った。
バコッ!!!!
俺は蓮に向かって身体が上手く動かせないながらも精一杯の殴りをした。
俺の前で煽り散らかしてくるあいつらに内心腹がたっている。
回復したらあいつら殺すっっ!!
そうして、俺らの銀行強盗事件は終わったんだった。
嫌な夢をみたなぁ…














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。