第44話

 ♡ 
526
2024/03/31 12:10



   ドサッ



 母
 母
アンタはもうここに居なさい。永遠に
 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
えっ…だ、ダメ!!何もしないのはダメだよ!
 母
 母
我儘言わないで!!


           パン ッッ



 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
…ぅっ…、

 母
 母
……っあ……ああ…あッ……!
 母
 母
いやああああああああっ……!!!!





 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
……………



 母
 母
……あなた、行こう
 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
…え?お外…?でも……


 母
 母
大丈夫よ

 母
 母
一緒に行ってあげるから。さあ……


  ガチャ




 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
ん…( つめたい…、あめ……? )
 母
 母
…先に行ってちょうだい


 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
…え?

 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
なんで…?おかあさ






          バ タ ン ッ







 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
えっ…?おかあさん…っ



 お母さん
サヨナラ、あなた


 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
え、やっ、やだ!!おかあさんやだ!!


 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
ひとりにしないで!!ごめんなさいっ!!
 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
私言うこと聞くから!!!勝手なことしないから!!


 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
ごめんなさいごめんなさいごめんなさ ( 
 お母さん
違うのよ


 お母さん
気付くのが遅かったのよ…


 お母さん
あぁ…どうしてもっと早く…っ
 お母さん
…ふふ、もう要らないのよっ…アンタは…


 お母さん
それだけのことだったのよ。…だから



 お母さん
いってらっしゃい





          ガチャンッ🔒




 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
おかあさん………





 サアアア ....




 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
……、


 てくてく







 私は 要らなかった …っ







 もう……いいや








 だって…だって私は




















 わたしが生きるために




 あの人に生きててほしかったから










 でも




 私がいると



 あの人の瓶は こわれちゃう







 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
( だからもう…いいや……… )



 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
 `’-


 赤根 葵
 赤根 葵
_…
 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
( あのおねいさん… )



 きれいだなぁ…


















 透明な瓶は





 われてないけど なにも入ってない……




 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
( それに…かなしそう )



 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
 ( ごしごし 
 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
っ……


 てくてくてく







 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
おねいさんどうしたの…?

 赤根 葵
 赤根 葵
、!っなんで…、、



 わたしが話しかけると



 きれいな瓶のおねいさんは



 びっくりしていた




 赤根 葵
 赤根 葵
っねぇ、名前…っ、名前は…?



 だけどさっきまでの顔とはちがくて




 おねいさんの顔はかなしくなくなった 。



 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
っ!( ぱあっ ) 

 赤根 葵
 赤根 葵

 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
おねいさんかなしくなくなった!
 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
さっきずっとかなしそうだったの!
 赤根 葵
 赤根 葵
ッ…


 わたしも


 おねいさんがかなしくなくなったから



 うれしい気持ちであふれた




 そこで気がついたの









 私もかなしくなくなってる って



 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
んふふっ私、あなた!


 赤根 葵
 赤根 葵
あなたちゃん…っ
 赤根 葵
 赤根 葵
あのね、私は葵。なんでここにいるかだったよね、

 赤根 葵
 赤根 葵
ちょっとだけ…、お話聞いてくれる、、?




 そうやって やさしくきいてくれる

 おねいさんを見て




 わたしは心から




 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
うんっ!きく!





 ・


 ・


 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
……


 おねいさんの話は


 少しだけむずかしかった 。









 でも



 わたしも わかるところがあった



赤根 葵 
赤根 葵 
______、


 ヨコからちょっとだけ見える



 おねいさんの顔は






 …どういう気持ちなのか


 わからなかった






 ただ 少し



 やっぱり さみしそうで




 わたしは とってもきれいな瓶がわれないように




 やさしく


 あおちゃん・ ・ ・ ・ ・を抱きしめた






 赤根 葵
 赤根 葵



 言わなくちゃ





 あおちゃんにつたえなくちゃ




 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
いっしょ、。

 赤根 葵
 赤根 葵
っえ…?
 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
私もね、おうちにかえってもいみないの


 そう、わたしも ひつようとされてないから …




 だけど


 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
おにいちゃんだけ、



 ???
あなた〜っ!!


 その声は


 たしかに

 ” おにいちゃん ” の声だったから



 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
あっ


 おにいちゃんのところに行くって



 おかあさんがたしか言ってた………


 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
…私いかなきゃ…っ!



 会えなくなるのはさみしいけど




 あおちゃんは



 わすれないから



 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
ありがとうっばいばい!
 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
あおちゃんっ! ( ニコッ )


 そう言って




 あおちゃんからはなれようとしたとき























 ぱしっ


























 からだが後ろにかたむいたの






 だから



 ふりむいたら



赤根 葵 
赤根 葵 
…、


 おこったような顔をしたあおちゃんがいて




 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
、あおちゃん…?



 よびかけてみても



 反応はなくって





 そしたらもう一回





 わたしを呼ぶ声がした


 ???
あなた〜!!!

 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた



 どうしよう……


 わたし、いかなくちゃいけないけど……







 柚木 (なまえ)
 柚木 あなた
( けど… )


 ほんとうのこと言うと



 行きたくないの





 あおちゃんのお話は




 どこか安心できたから









 私



 心から








 あおちゃんの瓶が キラキラで埋まるといいなって





          思えたんだよ









 そのとき




 赤根 葵
 赤根 葵
…ごめんねあなたちゃん


 あおちゃんの


 そんな声がきこえた











 そして
























 わたしの目の前はまっくらになって








 何も考えられなくなった








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