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第1話

始まりの前
私の母は女医で父は刑事。
だから、ほぼ家にいることはない。
もう何年も顔を合わせていない。
紅笆
紅笆
別に寂しくなんてないわ。
口ではそう言う。
けれど、本当は…寂しい。
両親はそんなこと、全然知らないでしょうね。私のことなんて…
メイド:紗夜
メイド:紗夜
お嬢様。たった今連絡があったのですが。
メイド:麼夜
メイド:麼夜
今月の13日、奥様達がこの御屋敷へ戻ってくると。
え…今なんて…
メイド:紗夜
メイド:紗夜
しかも1ヶ月間も。
メイド:麼夜
メイド:麼夜
お仕事のお休みがもらえたそうで。
女医と刑事が休みなんてとれるのかしら…?
まぁ深く考えないようにしましょ。
紅笆
紅笆
そ、そうなのね。では食事も賑やかにしなくてはね。
メイド:紗夜
メイド:紗夜
お食事…そうですね。お嬢様はもう何年も奥様方とお食事されてませんからね。
メイド:麼夜
メイド:麼夜
料理長にとびきりのお料理を注文しておきますわ。では。
ガチャ…
本当に…?本当に帰ってくるの?
紅笆
紅笆
っ…!!嬉…しい…っ!!
私はこの時、気付いていなかった。
嬉しさで、この違和感に。