第3話

III
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2025/04/10 07:00 更新


⚠️ 一部落下描写があります。苦手な方はそこだけパパッとスクロールする事を推奨いたします。








sm side

そうなってしまった僕の行動力は早かった



荷物を簡単にまとめて、大好き“だった”メンバーへの遺書と散々迷惑をかけた両親への遺書も書いた。

sm
sm
これが、これがヒョン達の望んでる事だもん..ッ


「あんなに早い年齢でアイドルになりたいと駄々を捏ねてすみませんでした。練習生時代も毎月仕送りをしてくれてありがとうございました。親孝行もろくに出来ない息子でごめんなさい。迷惑かけてばかりでごめんなさい。今までありがとうございました。  
 
                    김승민」

sm
sm
本当にごめんなさいッ..

先に書いておいたメンバーへの手紙も封筒に入れて、
名前を書いてから自分の机に置いた


僕の人生最後になるだろう睡眠を取るために再度ベッドに潜り込んだ。























sm
sm
ん、もう7時か


8時に開く事務所に一番で入って  ” 飛び降り自殺 ”  をする事にした








僕が知ってる限りはお昼にしか屋上に人は来ない。

そして落ちる所はちょうど事務所の裏。
そこは滅多に人は来なくて来るとしても3日に一度。

昨日人が行き来しているのを見たから、僕の存在に気づくのは早くて2日後....なはず。

















7:30、大して必要でも無い身支度をしてからメンバーを起こさないように静かに部屋を出た。


sm
sm
いってきます


もうただいまを言えない家にいってらっしゃいなんてバカみたいな事を言ってから、ドアを開けた










sm
sm
お世話になりました



ドアを目の前に、誰が立ってるわけでも無い家に律儀に頭を下げた












8時ぴったしに事務所の目の前に立って会員証をかざす。

この会員証も返さないとな~なんて思いながら事務所の中に入った。


.
は?
.
なんでこのビッチがまだここに?
sm
sm
はぁ、


みんなあの噂信じてるんだ。

社長も何も言わないとか、僕が要らなかったじゃん..ㅎ
最初 からデビューなんてさせなければ良かった話じゃん..ッ..











そこからしばらく歩いてエレベーターに乗ったら前の後輩が居た

ソンウ
ヒョン..ッ
sm
sm
あ、ソンウ..
ソンウ
本当に、申し訳ありません
sm
sm
いや、え、、?


ソンウはエレベーターの中で、僕に深く頭を下げられた

(:韓国での土下座は最大限の感謝、という意味なので深過ぎるお辞儀をしていると考えてくださいㅎ)


ソンウ
僕が、あの時先輩達に反抗したから..ッ さらに反感を買ったんだと思います、、ッッ
ソンウ
本当に、ごめんなさい
sm
sm
いやいや、完全にソンウが原因じゃないし謝らないでよ、ㅎ


一応でもこの子のヒョンだから、なんて決まり文句を心にしまってカッコ悪いセリフを吐いてしまった


sm
sm
ほら、6階着いたよ?
ソンウ
え、ヒョンはどこに..?
sm
sm
ん?見ての通り練習室だよ。忘れ物を最後に取りに来ようと思って
ソンウ
最後なんて..ッ言わないでくださいよッ..
sm
sm
こんなに僕を気にしてくれる子が居たなんてヒョン嬉しいよ?
sm
sm
今までありがとうね、ソンウ達は絶対売れると思うよ。ファイティン!!


死のうとしている自分に、誰からも思って貰えないと思っていた自分にもこんなに思ってくれる子が1人でもいてくれたなんて少し嬉しい気もした。


僕の人生最後の会話の最後の言葉が「ファイティン」。

sm
sm
まぁ悪くはないかな



6階から屋上まで、たった数階のはずなのに長く感じるのはどうしてだろう














ガチャ




誰かがお昼に居るとはいえど決して綺麗とは言えない屋上。

1つの場所を除いたら全部枯葉だらけだしフェンスだって錆びて脆くなってる。


sm
sm
死んでくださいって言われてる様なもんじゃん..ㅎ


そんな自分の最期に丁度いいフェンスの目の前に立って最後にもう一度覚悟を決める。









"ふぅ、ッ"

sm
sm
大好きでした..ッ


ガチャッ








sm
sm
え..?
lk
lk
は、、?



ドアが開き、誰が来たかもわからないまま僕は屋上から落っこちた。



lk
lk
っ..?!おい、おい、おい!!!

















lk side


今俺の目の前で、脱退発表をしたVantaキムスンミンがここから落ちた。









lk
lk
早く、早く早く..ッ!!


今までで一番のトップスピードでエレベーターまで走って911で電話をかけた


lk
lk
とにかく早く..早く来てくださいッ!!
lk
lk
お願い..早く来てッ、、



僕は俺に起きた出来事で処理能力が急激に低下しながらもロビーへ行き出来事を伝えた。






.
あ~アイツ?別に放置しておけばいいでしょ
lk
lk
...ッ、、は..?
.
君は見た事ない顔だけど新しく入った練習生?顔もかっこいいしすぐに人気になれるね


予想だにしない返答に、俺は思わず言葉を詰まらせてしまった。


放置しておけばいい?死ぬ可能性がある人間を、自分の職場で人が死ぬかもしれないのに?








もうこんな奴には頼れなくて、気づいたらキムスンミンが落ちたであろう裏に走っていた




















sm side






lk
lk
キムスンミン、スンミン!!



屋上から落ちてから数分、痛くないのに意識は朦朧としていて頭の血であろうものが口に入ってきて気持ちが悪い。









誰か全く知らない人が僕に話しかけている気がする、気のせい…?
sm
sm
だ、、れ..ッ
lk
lk
まだ意識はあるのか..?!?!
sm
sm
え、、?
lk
lk
スンミン?!
lk
lk
キムスンミン!スンミン!!



あ、やっとだ…ッㅎ


やっと、自由になれる、、ッ
みんなに喜んでもらえる..っ、ッ




自分にしては暗めに出来たんじゃないでしょうか..!!


それとネモネモ3人のOSTとか...楽しみ過ぎますよねㅠㅠ♡




あんのーん!!

Aria 🫧⛓️‍💥

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