♯11 同居人
ハンに連絡を送るとすぐに返事が返ってきた。もう家にいるのだろう
わざわざ家まで来てくれるハンに感謝しつつ、床で縮こまって座っているリノさんに目を向ける
韓国の人は何を食べるのだろう。韓国料理なんて作れる自信がない
少し悩んだ様子を見せて、ポツリと呟いた
どうせ私の作ったものは食べないだろうから市販のものがあってよかった
冷蔵庫から見つけたコンビニのプリンを少し見せるとリノさんは目を輝かせた
コクリと頷く彼にスプーンとプリンを渡すとスマホの通知がなった
全然30分かかってないじゃん、と思いつつも急いで上着を羽織った
そう言って部屋を出た
…
♡×50→next















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!