第6話

第二章 第二話 外出準備
100
2024/03/07 22:39
俺の名前は蘄理、高二だ。話は変わるが、今俺はすごい光景を目にしている。
坂本栄
坂本栄
これでホームルームを終わりま〜す。今日も可愛い私の生徒を見れて良かったで〜す。この後、1人ずつ女の子を呼ぶからね〜。
モブ1
起立 礼 ありがとうございました
今日のHR長の声はとても弱々しかった。なんといっても原因はこの先生だろう。見た感じ、朝から酒を飲んできているみたいだ。酒を飲むと人ってこんなに変わるもんなんだな。
推荷蘄理
推荷蘄理
ったく、教師なのに朝から酒飲んでんのかよ。
推荷謨華
推荷謨華
ねえ、蘄理。
HRが終わると、すぐに謨華が俺の席まで来た。なんだか怯えているようにも見えた。
推荷蘄理
推荷蘄理
なんかあったか?顔色悪いけど…
推荷謨華
推荷謨華
いや、だって先生があんなんだよ、何されるかわかんないじゃん。
推荷蘄理
推荷蘄理
それもそうか。
推荷謨華
推荷謨華
なんで他人事なの!?
推荷蘄理
推荷蘄理
まあ、そんな怒んなって。
推荷謨華
推荷謨華
じゃあなんとかしてよ、他のみんなも困ってるし。
推荷蘄理
推荷蘄理
何とかするって言ってもなぁ…
少し黙って考えた結果、名案が思いついた。
推荷蘄理
推荷蘄理
隣の教室の先生に言えば良くね?
隣の教室の先生は凄く怖く、周りの先生も何も手せない。この学校で校長の次に権力を持っていると言っても過言じゃあないだろう。
推荷謨華
推荷謨華
隣の先生かぁ…わかった!ちょっと相談してくる。
推荷蘄理
推荷蘄理
いってらぁ。
そんなこんなで先生のカオスな事件は幕を閉じたのであった。先生はというと…あの後フルボッコにされたそうな。まあ、しゃーねって感じだけどな。
そして先生飲酒事件からまた一ヶ月が過ぎた。この日は学校の創立記念日で、学校が休みだった。
推荷蘄理
推荷蘄理
暇だなぁ。
はっきり言って……。うん、することがない。課題も終わらせたし、近いうちにテストもない。めちゃくちゃ暇な状態なのである。少しでも暇を持て合わすために俺はネットサーフィンをしていた。大体一時間が過ぎようとした時に俺はある記事に目が止まった。
推荷蘄理
推荷蘄理
女子高生誘拐事件…
その記事の内容は、近頃誘拐が増えているという記事だった。特に1人でいる女子高生を標的にしているそうで、全国的に被害が出ていると書かれてあった。
推荷蘄理
推荷蘄理
物騒な事件が多いな。
最近は、暴力団による放火、誘拐、◯害などが起きている。ほんとに物騒な世の中なのだ。
推荷蘄理
推荷蘄理
一応用心するとしますか。
その記事を読み終えたところで、扉がノックされた。
推荷謨華
推荷謨華
入っていい?
推荷蘄理
推荷蘄理
ああ、いいぞ。
推荷謨華
推荷謨華
ねえ蘄理。ここに行ってみない?
そういうと、謨華は自分のスマホを俺に見せてきた。
推荷蘄理
推荷蘄理
ここ、遊園地じゃねぇか。なんで俺もなんだよ。
暇だったが、正直、遊園地は嫌だった。遊園地はがやがやしていて、あまり好みではないからだ。
推荷謨華
推荷謨華
いいじゃん、行こうよ。蘄理もどうせ暇でしょ?
推荷蘄理
推荷蘄理
…どうだろうな。
推荷謨華
推荷謨華
じゃあ準備しといてね。5分後に玄関に来るように!
推荷蘄理
推荷蘄理
ちょっ!!
謨華は俺の言葉を無視して部屋を出ていった。
推荷蘄理
推荷蘄理
何で俺も行かなきゃ行けないんだよ。
俺は諦めて、出かける準備に取り掛かったのであった。
主(プラチナ)
主(プラチナ)
投稿が遅くてすみませんでした。これからも適当に投稿していきますので、温かい目でよろしくお願いします。

プリ小説オーディオドラマ