第84話

第4章第5話「桐河村」
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2026/01/04 00:00 更新

翌朝(午前7時頃)
四季礼花
それじゃあ桐河村に向けて
出発するわよ!
四季優夜
そういえば村までどうやって行くの?
流石に俺でも行った事ない場所に影で
直に移動するのは難しいよ?
四季礼花
大丈夫、ひとまず大阪行きのバスに
乗って、そこから村の近くまで行くのに乗り換えれば辿り着けるわ
四季芦花
確かにそれなら問題なく行けそうだね!
四季礼花
神社についてもお父さんに事情を
話して、知り合いの方達が来てくださる事になったらしいし、ひとまず安心ね。ただその人達が誰なのか教えてくれなかったのが少し気になる所だけど
四季優夜
(父さんが母さんに対して隠し事?
珍しいな、という事は母さんに
知られたくない人って事かな)
四季優夜
(でもまぁ父さんに限って浮気とか絶対無いし、一旦無視しておくか)
桐水千代子
多分今から出ればお昼頃には村に
着くと思います。それから状況を
見て頂ければなと
四季礼花
分かりました。では早速向かいましょう

それから俺達はバスに乗り、異変を解決させる為に
桐河村へと向かった





昼頃、桐河村の入り口

桐水千代子
着きました。ここが桐河村です!
四季芦花
うわぁ凄い!自然豊かで風情ある素敵な村ですね!!
四季優夜
凄い…
四季優夜
(まるでタイムスリップしたみたいだ。流石は江戸時代から続いてる由緒ある
村なだけあるんだな…)
???
お母様!帰ってきてたんですね!!
四季優夜
(ん?誰の声だろう?)

優夜は声の方向へと顔を向ける。すると千代子に
よく似てて髪飾りを付けた少女が駆け寄ってきた
桐水千代子
ただいま清子、無事で何よりだわ。
お祖父ちゃん達も大丈夫そう?
???
はい、ですが昨晩参ノ区の◯✖︎さんが
大怪我を負われて…
桐水千代子
そう…でも安心して、お母さんの
知り合いの能力者が来てくれたから!
???
本当ですか!それならもしかしたら…!
四季礼花
千代子さん、その子は?
桐水千代子
ああ!そういえば
言ってませんでしたね!
桐水千代子
この子は清子。私の一人娘で、
次期村長の最有力候補です
桐水清子
初めまして!桐水清子と申します!!
14歳です!
四季礼花
へえ!娘さんでしたか!!それにうちの芦花や優夜と同い年だなんて
奇遇ですね!
桐水千代子
そういえば芦花ちゃんと優夜くんも14歳でしたね。私も礼花さんと同い年ですし、なんだか縁を感じますね
四季礼花
確かにそうですね♪
四季礼花
初めまして清子ちゃん、私はお母さんの知り合いの四季礼花って言うわ
四季礼花
そしてこの2人が私の子供達、
芦花と優夜よ
四季芦花
初めまして!私は四季芦花!!
よろしくね♪
四季優夜
同じく初めまして、弟の優夜と申します
四季優夜
以後、お見知りおきを
桐水清子
はい!お三方とも
よろしくお願いします!!
桐水千代子
清子、悪いのだけど、先に戻って3人がお泊まりになる部屋の準備をしておいてくれる?
桐水清子
分かりました。お母様もお仕事頑張ってくださいね
桐水千代子
ええ、ありがとうね♪

そして清子は4人から離れていく
桐水千代子
それじゃあ今から長老の元に
案内しますね
四季礼花
確か晴一郎さんでしたよね?
桐水千代子
はい、天野江の方、それも礼花さんに
会えてきっと父も喜ぶと思います
四季優夜
(神社を出る前に聞いた。この村の
長老、そして千代子さんの父親でもある桐水晴一郎さんは引退された今でもこの村屈指の有識者であり、村の歴史にも
詳しい方らしい)
四季優夜
(挨拶と一緒に何か情報を得れると
良いな)

そして3人は千代子に連れられて彼女達の自宅である桐水邸に向かう

桐水邸、正門にて
桐水千代子
お父様、ただいま戻りました
桐水静一郎
おお千代子!無事に帰って来れたか!
桐水千代子
はい、問題無く帰路につけました
四季礼花
お久しぶりです静一郎さん。お元気そうで何よりです
桐水静一郎
これはこれは礼花さん!遥々遠くから
来てくださり、感謝の意を申し上げます
桐水静一郎
して、そちらがお子さん達ですかな?
四季礼花
はい、四女の芦花とその弟の優夜です
四季芦花
初めまして!芦花です!
四季優夜
優夜です。初めまして、静一郎さん
桐水静一郎
3人とも、よくぞおいでくださった
桐水静一郎
わしが千代子の父親で前村長の
桐水清一郎じゃ、よろしく頼む
四季礼花
こちらこそ、よろしくお願いします

芦花・優夜
よろしくお願いします

桐水静一郎
朝早くに四国から来られて疲れが
溜まっておられる事でしょう。
どうぞ中にお入りください
四季礼花
ありがとうございます。晴一郎さん
四季優夜
失礼致します

そして俺達は邸宅の中へと入り、設けられた部屋和室
荷物を整え、少しして母さんは千代子さんや
晴一郎さんから客間で詳しい情報を聞き、
俺と姉さんは1度部屋で待機する事となった
四季芦花
それにしても凄く大きなお屋敷だよね。村の雰囲気も合わさってなんだか本当にタイムスリップしたみたい
四季優夜
そうだよね。俺も入って思ったけど、
かなり部屋数が多い上にさっき窓から
覗いてみたら荘厳な日本庭園もあったし、本当に時代を忘れてしまいそうだよ
四季芦花
ねえねえ、もし異変を早く解決出来たらさ、お母さんにお願いして村でお土産
買っていこうよ!滅多にこういう場所に来れないんだし!
四季優夜
買うって言ったって一体何を買うの?
刀はかなり高いし、安易に待てば銃刀法違反になる。かといってタンスとかの
家具も買い替えるにはまだ早いよ
四季芦花
そんなの何も考えてないよ。
第一そんなに細かい事考えてたら何も
買えなくなっちゃいそうだし!
四季優夜
何だろう…やっぱ芦花姉さんって
雪花姉さんとは違った意味で
脳筋だよね?なんかこう、
「何か問題起きたらその場で考えれば
良いでしょ!」的な感じ
四季芦花
そういう優夜は本当月花姉に
似てるよね。どことなく論理的って
いうか、「筋道立てて考えないと気が
済まない」って感じ
四季優夜
確かにそうかもね。実際俺にとって
姉弟の中で1番気が合うのって
月花姉さんだったし
四季芦花
そういえばずっと思ってたんだけどさ、優夜ってパト兄を含めた私達の事を
どう思っているの?
四季優夜
ん?ごめん、どういう事なの?
俺はずっと家族の事を嫌いになった事
なんて無いんだけど…
四季芦花
ああごめん!!そういう意味じゃなくて、ほら優夜ってさ、月花姉と1番仲が良いのは知ってるんだけど、他の兄妹についての印象を話した事が無いから気になっちゃって
四季優夜
ああ確かに、俺ってあまりその辺の話をした事無かったね。まあそもそも話す
必要が無かったっていうのもあるけど
四季芦花
それで実際どうなの?月花姉以外の
私達の印象って
四季優夜
そうだね、兄さんも込みで
順位をつけるならば
四季優夜
1位兄さん、2位桜花姉さん、
3位芦花姉さん、4位雪花姉さんって
感じかな
四季芦花
何か桜花姉が2位って意外だね。
ちなみに何でその順位なの?
四季優夜
兄さんは男同士だから話のノリが
良くなりやすいし、ゲームとかよく一緒にしてくれたりで優しくしてくれたから
四季優夜
桜花姉さんは兄さんと同じでよくゲームしてくれたし、月花姉さんがいない時によく相手してくれたり優しくしてくれたけど、厨二病状態になると
よく分からない事を言って怖かったから
四季優夜
芦花姉さんは生まれた時から文字通り
一緒だったから過ごす状況が多かったし、遊ぶ機会も比較的多くて仲は良い
けど、よく俺が弟である事を理由に
こっちの状況を気にせず構ってくる事が多くて正直嫌になる時も
そこそこあったから
四季芦花
待って、私そんな風に思われてたの…
双子の弟に言われて
凄く悲しいんだけど…
四季優夜
でもまあ頻度はそこまで多くないから
安心して、大体俺が勉強してる時とか
1人にして欲しい時に割り込んで来た時ぐらいだから
四季芦花
ま、まぁ確かにそれは私が悪いね…
なら何で雪花姉は4位なの?
四季優夜
雪花姉さんは母さんから一緒に剣術を
教わっていたし、稽古中に話す機会も
多かったんだけど
四季優夜
逆にそれ以外で話したり触れ合う機会がほとんど無くてさ、何だろう…嫌いというよりは「何を考えているのかあまり
分からなくて判断できない」って感じ
四季芦花
言われてみればそうかもね。雪花姉ってパト兄に会うまで桜花姉以外とあまり
喋らなかったし、会った後も会った後で修行漬けの日々だったからね
四季優夜
そうなんだよね〜だから正直雪花姉さんから見た俺のイメージっていうのも
あまり想像が出来ないかな
四季芦花
そうなんだ、でも嫌いでは
無いんだよね?
四季優夜
勿論だよ、それに姉弟の仲はあまり
だけど、同じ師範母親から剣術を教わった者
同士という意味では1番お互いの事を
知ってるし
四季優夜
だからこそ、7月のWCBTで
もし当たったらって考えると楽しみに
なるんだ。「強くなってるであろう
雪花姉さんとどんな戦いをする事が
できるのか…」って
四季芦花
なら優夜も強くならないとね。
勿論私もだけど
四季優夜
うん、だからこそこの異変も俺の経験の糧にしたいんだ。姉さんや兄さん達と
戦う為にも!

ガタンッ(和室の襖が開く)
四季礼花
ごめん、今戻ったわ
四季優夜
お疲れ様母さん、それでどうなったの?
四季礼花
結論から言うと、今から二手に分かれて調査を開始するわ
四季芦花
調査?
四季礼花
ええ、私と千代子さん。そしてあなた達2人に分かれて村の人達に聞いて回るわ
四季優夜
そうなんだ、ちなみに俺達は
どこに向かえば良いの?
四季礼花
白夜叉の被害に遭った方達に出会って、その時の詳細な情報の聞き込みと寝室を調べて欲しいの、もし能力によるもの
ならば特定の法則的な特徴や痕跡が
残っている筈だからね
四季優夜
分かった、説明が終わったら
すぐ姉さんと一緒に向かうね
四季礼花
ええ、それじゃあ細かい内容を話すわね

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