──────── 蝶屋敷
どことなく圧を感じる潔い笑顔。
蟲柱様の屈しない笑顔に屈してしまった。
……同時に、カチャリと 蝶屋敷のドアが開いた。
「 すみません。」
──── 誰かが蝶屋敷に来たみたいだった。
恐らく男性であろう、柔く低い声が
邸内に響き渡っている。
…………聞き覚えのある声だ。
顔が見えて、やっと今 確信した。
先程の任務で助けてくれた人だった。
──── 彼が時透という名であることを
今初知りなのはさておき、
この間もない時に ふと目が合った。
時透…さん、という方は、記憶が苦手なのだろうか。
そんな言動が垣間見える。
───────── カァ、カァ……
またしても驚いた。
────────彼が柱など、思いもしなかった。
鬼殺隊の中でもトップクラスに立つ9名、
通称「柱」。
そんな彼等達の会議に なんの言伝もなく
参加してもいいものなのか、不安が過ぎる。
ヒュン.
閲覧ありがとうございました♥️












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!