__オリヴィアとレイの甲斐性もない口喧嘩が後を絶たないため、痺れを切らしたディレインが、「二人が仲良くならないと出れない!!」と言い捨てて、部屋に二人を閉じ込めた。
オリヴィア&レイ
「凄いですね。この部屋の扉、全然開きません。さすがに屋敷内で人喰いとしての能力を使えばひとたまりもありませんし・・・。」
「とはいえ・・・記憶を喰ったお前を好きになることは不可能だ。」
「おや、つれないんですねぇ。」
路頭に迷い、狭い部屋をうろついていると、目先のドアが拍子抜けするほどに勢いよく開いた。
「・・・は!?」
「貴方様が私を嫌っていたとしても、私は貴方様をお慕いしておりますから?」
オリヴィアは意味ありげに八重歯を覗かせて微笑む。
「・・・ああ、そうかい!人外に好まれてこちらも光栄だよ!」












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。