第34話

34.
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2025/12/08 12:56 更新
🔙𝐬𝐢𝐝𝐞













kzh
あなたのひらがなー?起きてー
kzh
あなた〜?









葛葉の声で、私は目を覚ました。





あなた
あ、おはよぉ




kzh
おはよ、もうちょいで10時になるから
そろそろ準備始めといて。




あなた
え、うそ、そんなに寝てた?




kzh
それはもうぐっすりにね







私は自分の部屋に戻り、準備を始めた。






kzh
 なぁあなた 






あなた
ん、なに〜?







いつも淡々と話し始める葛葉が、
なにか言い淀んでいた。







kzh
いや、なんでもないわ。
kzh
昼ごはん家?食べ行く?




あなた
せっかくだから食べに行っちゃお!





kzh
おっけおっけ










準備が終わり、二人で一緒に外に出た。











kzh
何食べる?



あなた
 なにも食べたいのないなぁ 





kzh
誘ったわいいけどなんも決めてないんだよね
kzh
寝てる間に考えときゃ良かったわ……





あなた
行き当たりばったりも楽しいし!
あ、あのカフェ入ろうよ!













葛葉と初めてのデート。

ものすごく楽しい。
カフェで頼んだサンドウィッチを分けあったり、
本屋で気になってた漫画買ったり。

サラと行った時とはまた違う楽しさだった。























あなた
うわ、もう4時!?
あなた
時間経つのはや……



kzh
疲れた?



あなた
なんか、人の多さに疲れてるね




kzh
俺飲み物買ってくるわ
kzh
なんかいる?



あなた
ありがと
あなた
水か、コーヒーで!





kzh
ん、わかった
 






嫌なことを全部忘れて楽しんでいた。
葛葉と一緒にいることが
なによりも嬉しくて、楽しい。

私はスマホを見て待っていた。





















右腕が急に色付いた。
コーヒーの色だった。

それが熱いと感じるまで、少し時間がかかった。






.
いいんじゃないですか?(笑
.
手にあるやけどの痕に似合いますよ








途端に、動けなくなった。考えられなくなった。
目の前の人からするタバコの匂いに翻弄された。

なんでここに?そんな疑問、
聞こうにも聞けなかった。









全身が震えていた。

顔が青くなっていくのがわかった。

手からするりと、スマホが落ちた。





















目の前にいる人が、怖くて堪らなかった。





















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