あなたside
アッハハ今何時だろ
只今リビングで俯きながら現実逃避しています。
時間なんて幻だよー
ピンポーン
へ
ま、まさか
そう言ってルイージが玄関を開けると
ぁ゙ぁ゙そのまさかだぁ゙もうやだぁ
そう言って玄関を閉じかけた時
ルイージがなにか言ったような気がしたけど何を言ったのか聞こえなかった。
そう言ってピーチは無理やり私を引っ張る。
とても低い声で言った。
怖い行きたくないよ家に帰りたい。
なんでこんな目に合わなきゃだめなの…?
やだな
ずっとそんな事を考えていたらピーチ城についてしまった
後ろを見ても私達の家は見えなかった。
あぁもう逃げられないんだな
怖い
そんな恐怖で心がいっぱいになる
つらいな
ピーチに呆れた顔でそんなことを言われたのは
緑色の甲羅背負っている亀クッパだ。
え 本物!?
ん、待てよこれでピーチさんが攫われれば私、
悪口のオンパレードから逃れられるんじゃね…?
ヤッター!(≧▽≦)
んで私はどうせ攫われないので周りのキノピオ達とマリオ達に報告すると…
サイコー!!!!
ふぇ?興味が湧いたってどゆこと?
え、マジで…?聞き間違いではないよね…
城に連れてく…?
いや、最高かよ
初対面なのに城に招かれて、しかもピーチさんからの悪口のオンパレードを
逃れることができるって
最高過ぎ(☆▽☆)
そう言って指パッチンするとクッパの顔がついた船が来た
名前聞かれた!
こっちに来てからいろいろ大変だったけどなんだかんだ幸せだな
そう言って私から目をそらした
て、照れ隠し!?
え、むっちゃかわいい(*´ω`*)
ツンデレクッパさんをこんな早く見れるとは…幸せ者だな私。
一方その頃
ルイージside
僕は皿洗いを済ませ少しそわそわしながらあなたちゃんの帰りを待っていた。
あぁあなたちゃん朝様子がおかしかったんだよな…無事かな…大丈夫かな
ガチャっと音がなった
あなたちゃん帰ってきた!
その時ドアが開いた。
っ……辛いなぁ
自分の行いのせいだってことは自分でもわかってるけど…
そんなひどいこと言わなくたっていいじゃないか
僕は今変わろうとしてるのに。
いつもそうだ。いつも兄さんといつも比べられてこんな言い草。
…………やっぱり兄さんはヒーローだなぁ
こんな風になりたいよ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!