音羽side
「死にたい」「消えたい」
あれから何度こんなことを思っただろう
でも、死ぬことなんてできなくて
それは、いつかまたひなたと笑い合える日が来るんじゃないかって期待している自分がいるから
それにファンを残して死ぬなんてできない
俺が今まで後ろめたさを感じた時や辛いと感じた時、いつもそばにいてくれたのはひなただった
ひなたが支えてくれた
でも、もうそんな存在では、なくなった。
そんな存在ではなくなってしまったけど俺の生きる希望ではある
だから死ぬことなんてできないし。
ひなたのおかげで生きたがっている俺がいる
でも、俺は今日決心した
だから、ひなたにもしっかりこのことを話そう
なんて言われても、自分の決めたことだ。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!