30分後…
-研究室A-
そう言って、静かに待っていると…
ガチャン
そこに現れたのは…
右の腕と下半身に
包帯をぐるぐる巻いている…
ガスターである。
。。。
ドン引きのサンズ。
ガスターが必死になって
サンズに訳を伝える。
サンズが納得…?してくれたようだ。
2人は早速お風呂に移動する為、
研究室Aを出る…
こっそり隠れて見ていたフォロワー2。
-ラボ内 浴室-
少し歩き、カーテンを開けると…
湯気が立っているお風呂が。
…ガスターは早速入ろうとする。
本当に包帯をとらないガスターに、
サンズはビックリしている…
ガスターは、そう言われた通り、
シャワーを浴びる。
ガスターはすごく動揺している様子…
しばらくして…
ジャー(シャワーの思う)
サンズは、
ガスターがシャワーを浴びているのを見つめる。
タオルが湿って透けて、
とても綺麗な脚なのもわかる。
…こりゃモテるわけだなー。。
ガスターは、そう言って
サンズの方を振り返った。
…バレた。
すると、サンズは服を脱ぎ始める…
ガスターは…それをジロジロジロ見つめている…
バコン(殴る音)
バコン(二度目)
しばらくして、サンズが脱ぎ終わる。
そうすると、サンズはガスターの背中に
立って…
すると、サンズはボディーソープを付けた
スポンジで、ガスターの背中を洗い始める。
ゴシゴシ…
…まさか、ガスターはサンズにこんなことをしてもらえるなんて…思ってもいなかったのだ。
…前までは
サンズをずっと1人にして。
父親らしいことなんて。。
なにもしてあげれなかった…。
それなのに…。
そうか。
…
ワタシも…
ココロというものを…
知りすぎてしまったねえ。
ガスターの心は…そう呟いていたー。
すると…
そう言って、包帯についた泡を指で取ると…
…
ガスターはそういうとサンズは…
と誤魔化した。
ジャー(シャワーの音)
キュッキュ。(蛇口を閉める音)
2人ともしっかり体の汚れを落として、
早速お風呂に入る。
ザブーン…
アツアツのお風呂。
ガスターは肩までつかるが、
あついのか、
サンズは中々入らなかった。
バジャンッ
サンズが、ガスターに向かって
お湯をかける。
ガスターは、サンズにユビデッポウをお見舞いする。
シャッシャッシヤッ(ユビデッポウ)
サンズはそれを見て笑っている。
浴室には、とてつもない笑い声が鳴り響く。
浴室の目の前の廊下で、
コソコソフォロワー達が覗きながら話している。
報告書???????番【データがありません】
ジジジ…
*激しいno イ z が聞こえてくr
…heheヘ ァg. G he. H ぇ
流石 にびっ くりしたk???
でも、お前r
こうい うの 好きdロ?
【データを読み込めませんでした】
【データが表示できませんでした】
Ga レ あ ぃぅ6
room ?????
闇の中はどこにある?
一つ光が差せど、いずれは何も無くなっていく。
この檻の中を彷徨い続けるのなら、
…。
天使は、いずれ…
残酷な世界を見るのかもしれない。
いや。これが、何も知らず笑い合えたら…
これが、一つのハッピーエンドに見えたのかも知らない。
一つのルート。
一つの運命。
これは避けられない摂理なのかもしれない。
そして…
新たな時間軸がまた生まれようとしている。
さあ、君たちはどうする?
楽しんでいるのだろう?
笑っているのだろう?
【 】しているのであろう?
…
…君たちは、何も知らない。
痛みも…
苦しみも…
この感情すら、
【 】存在でしかないのだから。
ガリッ
*なにか…割れたような音がした。
さあ、どんどん楽しむがいい。
そしてどんどん…
【データが読み込めませんでした】
*【データが読み込めませんでした。】
*…この空間は…【 】
*【データが読み込めませんでした】
【正常に表示されませんでした】
【一度、再起動を行います】
二人はお風呂を出る。
まさかのユビデッポウで遊んでいたら…
気づいたら4時間も風呂に入っていた。
…流石にびっくり。
服に着替えていると…
とてもオドオドしながらいうサンズ。
ガスターは顔色を変える。
サンズは…深呼吸をした。
そして…
先ほど…。。
カキカキカキカキ…
二人はさっそく着替え終わって、
廊下に出て、時間を確認する。
もうそろそろ夕方だ。
そう言いながら、
楽しそうに歩いていると…
そこには……。
サンズは、身に覚えがない顔の2人が。
でも…どこかで。。
アズリエル達は悲しそうだ…。
すると…
サンズが一言。
ガスターは少し悩んだが。。
キャラとアズリエルは、
走ってキッチンへ向かった。
バコン(本日3回目)
二時間後…
テーブルを囲み、
みんなで待ち遠しく待っていると…
ホカホカのバタースコッチパイがテーブルに
置かれた。
皆美味しそうに食べていく…
モグモグ…
数分後…。
完食した。
2人はニコニコの笑顔で、
楽しそうに話している…
のを密かにガスターが見ている。
一時間後…
-ホットランド-
ラボの目の前
サンズとアズリエルは、
見えなくなるまで手を振った。
しばらくして。。
フォロワー2は、少し俯いた。
フォロワー2は、サンズをハグする。
帰り道…
3人は、歩きながら話している…
キャラは、…急に立ち止まる。
2人は、同じような顔をしながら、
不審な笑みを浮かべる。
それを見たアズリエルは、
とても…怖かったようだ。。
しばらく歩くと、
お城に到着…
そして…
トコトコ…
ガスターは、
歩いた道をまた進んでいく。
-ラボ-
もう時間は真夜中。
真っ暗のラボの中、
小さくただいまと…呟いた。
すると、
ちゅっ
サンズは、ガスターのほっぺたに…
き…きす…した。
バタンッ
それを確信したガスターは、
失神したのか、ぶっ倒れてしまう。
こんなヘンテコで、くだらない日々は、
いつまでも続かないのは明白だ。
君たちもそうだろう?
大切な時間は、いつまでも続くわけがない。
まるで、あの時が無かったかのように…。
いつかは消えてなくなってしまう。
だが、それでも、…
この記憶はどこかで…ずっと残り続ける。
一つのココロとして。
一つの愛のかけらとして。
それすら…なくなってしまっても。
この我儘を、ワタシは後悔なんてしていない。
それが…ワタシにとって、
唯一の光 だったから。
お し ま い
バコン(本日4回目)
アンケート
拐われるターゲットは?
サンズ
74%
ガスター
9%
その他
17%
投票数: 65票
次回
【ネタ回含め】
報告書6番 ガスターの休日 【惚れ薬の惚れ薬】【家族とは】
バリンッ
…
どこかで
ガラスが割れた音がした。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。