ガチャン!!!!
ガスターは…サンズに背を向け
それっきり黙り込む。
…
サンズは…
と、
ゆっくりガスターに近づいて行く。
それにつれて…
ガスターが震え出しているのがわかる。
サンズがそう呟くと…
急に…
と大声で叫んだ。
まるで。
前に戻ったみたいだ…
するとサンズは、
にっこり笑う。
サンズが言いかけると…
「こ…」
とガスターが呟く。
ガスターは、…寂しそうに告げた。
…。
「ごめん…」
ガスターの背中は、
とても小さく…弱いように見えた。
ポツン
落とした涙と…同時に…
すると、ガスターは…
笑顔で…サンズを見つめる。
…
冷たい言葉が降りかかる。
それでもサンズは…
ガスターは、小さく呟いた。
ガスターが正面を向くと…
ぎゅ
サンズがまた抱きしめる。
。。。。
君はー。
本当…めちゃくちゃだな。。。
でも、今だったら…。
この気持ち…。
わかる気がする。
すると…
スッ…
ガスターはサンズの背中にゆっくり
手を回す…
そして…
ポツ…ポツ…
サンズの肩に、涙が染みこむ。
ガスターは泣き叫んで泣いている。
“博士”らしくない…
まるで…無邪気な子供のようだ。
(ワタシは…)
(ずっと好きでいた。)
(実験体として生まれた君を…)
(失敗作として扱われた君を。)
(その可愛い笑顔を見るたび…)
(救いたくて…いや。)
(いや…ワタシ自身、救われたんだ。)
(…)
これだけは…わかる。
ガスターは、下手くそに笑っていた。
…
いや、…下っ手くそな笑顔が、
…満点な笑顔なんだよ。
ガスターは焦ったような顔をして
モジモジする。
!!
急に言われてサンズはびっくりしている。
サンズは苦笑いしている。
ガスターが、微笑むと
サンズはじっと見つめて、
と…答える。
ガスターは意味がわからず
困惑している。
サンズはそう言って笑う。
サンズがそういうと…
そう言って、笑っている。
そう言って、
少し歩こうとすると…
ヨロッ…
バタン。
ガスターは思いっきりずっこけ、
サンズと一緒に倒れてしまった。
そりゃあそうだ。
傷はまだ癒えていない。
というか
立っているのもやっとな筈だ。
サンズは、急いでガスターの肩を組み、
と言って苦笑いしながら、
ベッドにガスターを寝かす。
すると…
ガツッ
バタンッ…
サンズの手を引っ張り、
ベッドに座らせる。
チュ…
ガスターは、サンズに
キスをした。。
ガスターはそういい、サンズに近寄る。。
(ここここ…これって。。。)
サンズはオドオドしている。。
サンズは…
サンズは、恥ずかしそうに呟いた。
すると…
ガスターは、サンズに近づいて…
…もう一度、キスをした。
サンズは、もう絶対に…離さない。
もう二度と…
サンズを好きでいたいから…
…。
ワタシが…絶対に守ってみせる…。
愛して…みせる…。
…心の中で、
ガスターの胸は…
次第に強い”ケツイ”へと…
変化した。
すると…
沈黙が続く。
そして数日後…
-研究室A-
ガスターは資料の本を読みながら、
とてつもなく悩んでいる。
フォロワー2は深いため息をつく。
フォロワー2は別の研究に取り掛かる。
大きい独り言をこぼすガスター。
ガスターはモジモジしながら研究に取り掛かる。
するとフォロワー2は
急に
と言い放つ。
するとガスターは顔を真っ赤にして…
しょぼんとしてしまった。
近くで見ていたフォロワー1が
小さく心の中でつぶやいた。
すると…
ガチャン。
とサンズがガスターに声をかける。
フォロワー一同
(わかりやすー。)
さあ、
まあこんな幸せな日々が…
また新しく始まった。
そして…。
ドタドタ…
ガチャン。
フォロワー3が研究室Aに大急ぎで入ってくる。
カウントダウンは…
もう止まらないことも。
「だから約束は嫌いなんだ。」
前章
お し ま い
後章に続く
次回
報告書14番 「死の淵」
アンケート
サンズのデート時の服装
かっこいい服
29%
いつもの服
27%
ガスターにおまかせ⭐︎
44%
投票数: 41票
アンケート
ガスターのデート時の服装
かっこいい服
25%
いつもの服
20%
フォロワー2によるオシャレ着⭐︎
55%
投票数: 40票
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。