あなたsaid
焦って逃げ出しちゃった……
ハハハハグッされたッッ
恥ずかしい……
それにしても乱歩さんいい匂いしたな…
って何考えてるの私ッ!?
ドンッ
鏡花ちゃんは私の額に手を当てる
鏡花ちゃんは少し驚いたような顔をして私に言う
廊下を通りかかった太宰さんが話しかけてきた
~~~~~~
私と太宰さんは一緒に歩きはじめる
少し歩いたところで太宰さんからこんな事を聞かれた
太宰さんは「かっこいいですね」の所だけイケボで言った
どういう理屈でそんな事が言えるんだ?
そんな言葉を太宰さんは微笑みながら言ってのける
一寸怖い。
私は太宰さんに少し屈んでもらい耳元でこう囁いた
その時に上を向かなければ良かった。
探偵社の下でやってたものだから上の窓から乱歩さんに見られていたのだ
最悪だ……
乱歩さんはそのまま窓を閉めて何も言わずに居なくなった。
乱歩さんとあなたちゃんを一回離してギュンっと距離を近づけたいのだ。
ということで、1度修羅場的なシーンを挟もうッ!
ごめんね。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。