その後私は軽音部に入部した。
このまま何事もなく練習を、続けていたはずなのだが。
この通り、演奏はあれから上手くいっていない。
うーん。
この歌は難しいのかな?
こんな感じで、練習中は何度もやり直し。
最後に通し練習をする時は止められないけど、
やはりミスが目立つ。
入部してから三週間。
私は後輩のトリッシュちゃんと仲良くなった。
今日は初めて一緒に帰る。
いつも通りの世間話。
…一人になると、いつも考えてしまう。
どうすれば…好かれるんだろう…
電話で日本の友達に相談してみようかな。
自分の部屋に駆け込む。
早速電話をかける。
空条徐倫。彼女は中学校から仲良くなった。
快く乗ってくれたようだ。
まあそれもそのはず、
私は中学の頃は勉強と部活で忙しく、
恋愛なんてどうでもいいと思っていた。
それにかなり私は男っぽい性格をしていた。
告られてももちろん、OKしたことなんてない。
写真アプリで前みんなで撮った写真を開く。
そして、加工画面で顔を囲む。
スキンシップ。
かなりレベル高いが、やってみる価値はある。
次の日。
手始めに肩をトンと叩いてみる。
これで赤点だったら…!
冗談で言ったつもりだったのに。
明らかに嘘っぽい。
へへん。
カンニングする方が悪いもんね!
放課後。
ナランチャがお金を入れて、メロンソーダのボタンを押す。
口を手で抑える。
私…何言ってるんだろう。
ナランチャの顔が赤く染まる。
それって、関節…キスじゃん。
もっと顔が赤くなる。
かなり強がっている言い方だ。
いつもの場所で別れた。
今日は。
…好きな人と、関節キスをしてしまった。

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。